韓国の地上波テレビ放送3社（KBS・MBC・SBS）は、それぞれ2016年に放送されたドラマを決算する「演技大賞」で1年を締めくくった。2017年も、熾烈な地上波ドラマ戦争が繰り広げられる見込みだ。

【写真】 イ・ヨンエ＆ソン・スンホン主演『師任堂　色の日記』制作発表会

　昨年12月31日に放送された2016KBS演技大賞では、『太陽の末裔』で最高の人気を集めたソン・ジュンギ＆ソン・ヘギョのカップル..

　韓国の地上波テレビ放送3社（KBS・MBC・SBS）は、それぞれ2016年に放送されたドラマを決算する「演技大賞」で1年を締めくくった。2017年も、熾烈な地上波ドラマ戦争が繰り広げられる見込みだ。

【写真】 イ・ヨンエ＆ソン・スンホン主演『師任堂　色の日記』制作発表会

　昨年12月31日に放送された2016KBS演技大賞では、『太陽の末裔』で最高の人気を集めたソン・ジュンギ＆ソン・ヘギョのカップルがそろって大賞の栄誉に輝き、有終の美を飾った。同じく大晦日に放送されたSBS演技大賞では、『浪漫ドクター　キム・サブ』のタイトルロールを演じたハン・ソッキュが、11年の『根の深い木－世宗大王の誓い－』以来5年ぶりに大賞を受賞した。前日の30日に放送されたMBC演技大賞では、『W　二つの世界』で異色の演技を見せたイ・ジョンソクがライバルを抑えて初の大賞に輝いた。

　豊富な見どころと多様なジャンル、俳優たちの熱演がさらに増す中、16年の地上波3局のドラマ視聴率戦争は、いつになく激しいものとなった。17年も、骨太の大作の放送が待ち構えており、視聴者をますますときめかせるものとみられる。

　KBSは16年、『太陽の末裔』と『雲を思う月光』でドラマ王国としての面目を施した。17年には、コ・ソヨン10年ぶりのテレビドラマ復帰作ということで多くの話題を集めている『完璧な妻』をはじめとして、ナムグン・ミン、ナム・サンミ、2PMジュノなどが出演するオフィスドラマ『キム課長』や、キム・ヨンチョル、キム・ヘスク、イ・ジュン、元T-ARAリュ・ファヨンといった顔ぶれが集まる『お父さんが変』、先史時代から統一新羅時代までの韓国史を取り扱う歴史ドキュメンタリー『韓国史記』など、さまざまな素材・ジャンルのドラマをお茶の間に届ける。

　SBSも多数の大作が放送を控えている。最も目を引く作品は、イ・ヨンエ＆ソン・スンホン主演の『師任堂、The History』だ。当初16年に放送が予定されていたが、いくつかの事情が重なって番組編成が延期。17年1月放送と決まり、あらためて大作の誕生を予告している。また、チソンのドラマ復帰作『被告人』や、チュウォン＆オ・ヨンソの『猟奇的な彼女』などが話題作に挙げられている。

　相対的に大作が多くなかったMBCは、フィクションの歴史ドラマや、ジャンルものといわれる娯楽ドラマに17年の勝負をかけた。MBCは、16年に実力俳優に成長したユン・ギュンサンを目玉に据えた全30話、ホン・ギルトンが題材のドラマ『逆賊：民を盗んだ盗賊』や、高麗時代を舞台にした激情ロマンス歴史ドラマ『王は愛する』を放送する。ユン・ギュンサン演じるホン・ギルトンの姿や、ワントップ俳優に成長した少女時代ユナ＆ZE：Aシワンの存在感が視聴者の関心をどこまで引き出せるか、注目されている。これに加えて、ユ・スンホ主演の『君主：仮面の主人』と、チョン・ギョンホ、ぺク・チニ主演のミステリードラマ『ミッシングナイン』というのがMBCの布陣だ。

STARNEWS／朝鮮日報日本語版

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