俳優ペ・ヨンジュンさんが、自らを「カネに狂ったペ・ヨンジュン」などと表現し侮辱したとして、食品会社A社の社長L氏と取締役K氏を相手取り、損害賠償を求めていた訴訟。ソウル中央地裁民事205部(パク・ウォンギュ裁判長)は24日、被告らに3000万ウォン(約290万円)の支払いを命じる判決を下した。
A社は2009年、ペさんが大株主になっていた会社と契約を交わし、日本向けの外食事業ブランド「高矢禮(ゴ..
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俳優ペ・ヨンジュンさんが、自らを「カネに狂ったペ・ヨンジュン」などと表現し侮辱したとして、食品会社A社の社長L氏と取締役K氏を相手取り、損害賠償を求めていた訴訟。ソウル中央地裁民事205部(パク・ウォンギュ裁判長)は24日、被告らに3000万ウォン(約290万円)の支払いを命じる判決を下した。
A社は2009年、ペさんが大株主になっていた会社と契約を交わし、日本向けの外食事業ブランド「高矢禮(ゴシレ)」の商標を付けた高麗人参製品を日本に輸出することにした。A社はペさん側に商標使用料15億ウォン(現在のレートで約1億4600万円、以下同じ)など50億ウォン(約4億8600万円)を支払う約束をしたが、前金の22億ウォン(約2億1400万円)しか支払わなかったため、ペさん側から契約を解除された。A社は「ペさん側が製品の委託販売義務に反したため、損害を受けた」として訴訟を起こしたが、敗訴した。L氏やK氏などA社の関係者はこの訴訟の審理中だった2014年6月、裁判所の正門前で「国富流出ペ・ヨンジュン」「カネに狂ったペ・ヨンジュン」などと書いたプラカードを掲げてシュプレヒコールを叫び、横断幕も取り付けた。これに対し、ペさんはL氏とK氏が自分を侮辱したとして訴訟を起こした。
地裁は判決理由について「被告はペさんが芸能人という点を悪用し、私的な紛争に大衆を巻き込み、裁判所に影響力を行使して、自分たちに有利になるようたくらんだ」と述べた。
シン・スジ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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