水原華城は2015年韓国観光100選に選定された名所だ。余裕があったら、城郭に沿ってゆっくり歩いてみることをお勧めするが、歩くのが負担だったり短時間で見て回りたい人は、列車に乗って回る方法もある。
華城列車は八達山と練武台を結ぶ観光列車だ。竜を型どった列車の先頭は王、つまり華城を築いた朝鮮第22代国王・正祖を象徴している。また、観光客が乗る客車は、王が乗っていた駕籠を形状化したもの。..
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水原華城は2015年韓国観光100選に選定された名所だ。余裕があったら、城郭に沿ってゆっくり歩いてみることをお勧めするが、歩くのが負担だったり短時間で見て回りたい人は、列車に乗って回る方法もある。
華城列車は八達山と練武台を結ぶ観光列車だ。竜を型どった列車の先頭は王、つまり華城を築いた朝鮮第22代国王・正祖を象徴している。また、観光客が乗る客車は、王が乗っていた駕籠を形状化したもの。列車は力強い駆動力を誇り、華城の各名所へと案内してくれる。
毎日午前10時から運行している華城列車は、一日12本(冬〈11月-2月〉は11本)、八達山から華西門、長安公園を経て、長安門、華虹門、練武台まで全長3.2キロを結んでいる。30-40分間隔で運行しているので、前もって時間を確認しておくのがよい。
華城列車は、華城を行き来しながら観光客にさまざまな風景を見せてくれる。移動中、長安公園で農楽隊のリズムに肩を揺らしたり、城壁のそばで揺れるススキを眺めたりできる。ゆっくり観覧したかったら、長安公園と華虹門で少し停車する時間を利用するとよい。ただし、途中下車すると再乗車できないためご注意を。
毎週火曜から日曜の午前11時。朝鮮王朝時代の軍服を身にまとった武芸24技保存会の団員たちが、観客の前で見事な公演を披露してくれる。武芸24技は、華城に駐屯していた朝鮮の兵士たちが身につけていた武芸で、歴史的価値はもちろん、芸術的、体育的価値が非常に高い無形文化遺産。槍や刀を使った華麗なアクションが見ものだ。毎日多くの観客が、これを見に訪れる。公演時間は30分ほど。
武芸公演を見た後は、弓を体験してみよう。国弓体験ができる練武台は、1796年に水原華城が完成した後、兵士たちの訓練場として使われていた。200年以上の歴史があるこの場所で行う国弓体験は、華城を訪れる外国人観光客に特に人気だ。
ここまで、華城列車を利用して楽に華城を見て回った。しかし、もっと深く華城を感じたかったら、列車を降りて自分で歩いてみるとよい。特に展望台、西将台に行くには、散策路に沿ってしばらく歩いていかなければならない。
八達山の頂上にある西将台は、華城で最も高い場所。そのためここに登ると、水原市内を一望できる。数年前、バラエティー番組『ハッピーサンデー』(KBS第2)の人気コーナー「1泊2日」で西将台の夜景が紹介され、人気を集めるようになった。
展望台で水原市内を眺めてから下っていくと、平坦な散策路が続いている。落ち葉に覆われた散策路では、秋を満喫できる。城郭に沿って歩いていくと階段が目に入ってくるが、ここは城郭コースで最も急な道。しかし城郭沿いの道は、華城で最も水原市内の眺望を楽しめる場所なので、余裕があったらゆっくり歩いてみるとよい。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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