【注目フォト】芸能界に追悼の波、続々活動再開

2014/05/16 10:23

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 大韓民国全体を悲しみに包んだ旅客船「セウォル号」沈没事故が発生してから1カ月たった。

 悲しみを背負いながらも日常生活を送らなければならず、セウォル号沈没事故の衝撃から抜け出せず苦しんでいる国民を、スターたちが慰めるべき時が来たという声が聞かれるようになり、芸能界が慎重ながらも公式のスケジュールを再開した。

 事故発生から12日たった先月28日、フィギュアスケート選手のキム・ヨナが引退記念メダル発表イベントに黒いワンピース姿で登場、胸には黄色いリボンを付けていた。

 その後、先月29、30日には放送が休止となっていたドラマ『ドクター異邦人』(SBS)、『お前たちは包囲されている』(SBS)、『トライアングル』(MBC)の制作発表会が行われ、5月7日にはソン・スンホン主演の映画『人間中毒』、同月8日にはチャン・ドンゴン主演の映画『泣く男』のメディア試写会が開催された。

 制作発表会やメディア試写会の多くで、開始前に犠牲者に哀悼の意を表し黙とうの時間が設けられた。出演者たちは約束でもしたかのように、皆が黒い衣装に黄色いリボンといういでたちで犠牲者を哀悼、終始沈痛な面持ちでイベントに臨んだ。

 なお、黄色いリボン着用キャンペーンは先月22日、大学生の集まりALTが、セウォル号沈没事故で行方不明となった人たちが無事帰ってくることを祈る意味で始め、その後国全体が心を一つにして賛同している。

イ・デドク記者

朝鮮日報日本語版