韓国初の航空業界を舞台にしたドラマ『お願い、キャプテン』のDVD発売記念プレミアムトークショー付試写会が1日午後、ワーナー・ブラザース映画試写室(東京都港区)にて行われ、主演の俳優チ・ジニとイ・チョニがトークショーを行った。
カリスマパイロット、キム・ユンソン役を演じたチ・ジニ。出演の経緯を「機長、飛行機というものに、男の子なら一度はあこがれるもの。機会があれば一度は演じたかった」とし、「韓国で..
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韓国初の航空業界を舞台にしたドラマ『お願い、キャプテン』のDVD発売記念プレミアムトークショー付試写会が1日午後、ワーナー・ブラザース映画試写室(東京都港区)にて行われ、主演の俳優チ・ジニとイ・チョニがトークショーを行った。
カリスマパイロット、キム・ユンソン役を演じたチ・ジニ。出演の経緯を「機長、飛行機というものに、男の子なら一度はあこがれるもの。機会があれば一度は演じたかった」とし、「韓国でこういう専門職を演じるドラマは多くない。いい機会だと思って、お話をいただいたとき、監督にすぐやりますと言った」と語った。
ユンソンと恋のライバルとなる管制官カン・ドンス役のイ・チョニは「管制官という職業がこれまで紹介されたことのない仕事で、自分自身も具体的にどういう仕事かよく知らなかったが、わかってみると、空港全体の管理を行っているといってもいいような、非常に重要な仕事で、かっこいい、緊張を緩めることができない職業だと知った。ぜひ一度こういう職業を紹介してみたいと思った。また、ダジン(ク・ヘソン)をめぐっての三角関係も描かれていて、おもしろそうだと思った」と出演の決め手を語った。
またチ・ジニは役どころで苦労したことについて「普段使わない専門用語、またコックピットにはいろいろなボタンがたくさん並んでいて、それぞれを知って演じる必要があった。これらを習うとともに、シュミレーターでもやってみた。そこで、今350人を殺しちゃいましたよ、と言われたこともあった。(パイロットは)すごい使命感なくしてはできない仕事。一見かっこいいと思うが、大変な職業と知った。普段パイロットの人たちも練習を重ね、3回失敗するとパイロットをやめなければならないそうで、ストレスを受けながらやっているすごい職業だと思い、一生懸命演じた。それは見て感じてもらえると思う」と苦労を明かすとともに役になりきった自信をみせた。
イ・チョニは、「台本をもらった時に、ドンスをイ・チョニ化させようと思った。だからイ・チョニらしいドンスになっていると思う。まず、管制官らしいしっかり仕事をする姿を見せようと思い、実際の管制官の言葉を録音させてもらい、それをいつも聞きながら、まる覚えするぐらいにして撮影に臨んだ。後半は、恋愛模様がメインになっていき、ドンスの恋愛感情を大事にして演じた」と演技のポイントを明かした。
2人は同じ所属事務所だが、これまでほとんど面識がなかったという。しかしこの共演以降、親しくなったそうで、チ・ジニはイ・チョニについて「とてもいい人」と言い、「考えていることと行動することが一致している人で好ましい。普段の考え方と行動が一致する人は多くはない。正直な人だと思った。関心を持っていることも似ている。話が止まらないほど楽しい時間が過ごせる」と評した。
するとイ・チョニは「ユンソン役を見ていて、最初はチ・ジニさんは冷たい人かなと思ったが、お話していると共通点がすごくたくさんあることがわかった。レゴとかフィギュアが好きとか、キャンプに関心があるとか。そういう話でずっと盛り上がった。作品を通じて兄を得られたような気がする」と返した。
またエピソードとしてチ・ジニは「寒かったことが一番記憶に残る。セットの中にいても、水が凍るほどだった」との裏話を披露。さらに「軽飛行機で墜落しそうになるシーンのために、本物のパイロットの人が、途中でエンジンを切って急降下する、ということをやったのが面白かった。また自分で30分ぐらい操縦管を握ってみたがそれも楽しかった」と楽しそうに身振り手振りで振り返った。
一方、イ・チョニは「僕も(ロケで)オーストラリアや日本に行けるかと思ったが、管制塔を出ることはなかった。飛行機のセットにも一度も行ったことがない。残念だった」と言って笑った。
『お願い、キャプテン<ノーカット完全版>』コレクターズボックス1&2(発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ)は11月7日発売。レンタルも同時リリースになる。
野崎友子通信員
朝鮮日報日本語版
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