「女性は年を重ねても、常に心の片隅で少女の気持ちを大事にしているといわれるが、私もやはり、この店に来るとその言葉を実感する。店内のあちこちに飾られた1970－80年代の雑誌『ボーグ』の表紙や、ビンテージ物のファッション小物を見ていると、デザイナーを夢見ていた少女時代を思い出し、同い年の友人たちとよく訪れる」（アン・ユンジョン）＝デザイナー＝

　ソウル・梨泰院に、ファッショナブルなセレブたちの間で話..

　「女性は年を重ねても、常に心の片隅で少女の気持ちを大事にしているといわれるが、私もやはり、この店に来るとその言葉を実感する。店内のあちこちに飾られた1970－80年代の雑誌『ボーグ』の表紙や、ビンテージ物のファッション小物を見ていると、デザイナーを夢見ていた少女時代を思い出し、同い年の友人たちとよく訪れる」（アン・ユンジョン）＝デザイナー＝

　ソウル・梨泰院に、ファッショナブルなセレブたちの間で話題になっている店がある。おしゃれなデザートカフェとして知られる「パッション5」の地下1階にあるカフェ「パーラー」だ。パーラーとは本来「お客様をもてなすための応接室」という意味で、店内は落ち着いて優雅な雰囲気が漂っている。シャンデリアに沿って中央通路の階段を下りていくと、ホワイトとパステルのライトに照らされたデザートの宮殿が現れる。店内はフレンチスタイルの家具と、パーティションの役割を果たすパープルのカーテンがマッチし、少数の人のための特別な空間だということを感じさせてくれる。デザートギャラリーというコンセプトに合わせ、店内には至る所にビンテージの小物やオブジェなどが飾られている。特に、ファッションとフードのコラボレーションが印象的で、ショーケースには食べ物ではなく、世界各地で集めたビンテージ物のイラストブック、変わった形のシャンデリア、真珠のネックレスなどが飾られ、女性たちの好奇心を刺激する。カフェの代表的なメニューは、英国伝統のアフタヌーンティーをファッショナブルにサービスする「オート・クーティー」。150年の歴史を誇るフランスの伝統茶「クスミティー」と共にケーキやオープンサンドウィッチ、スコーンなどが提供され、さまざまなデザートを一度に楽しめる。ランチタイム前なら「イレブンシーズ」という英国のティータイム風のサービスがあり、午前10時から正午まで、リーズナブルな価格で午後と同じメニューを楽しめる。

メニュー：オート・クーティー　2万5000ウォン（約1750円）、リタタルト　1万1000ウォン（約770ウォン）

営業時間：午前10時―午後10時　イレブンシーズ（午前の英国風ティータイム）…午前10時―正午

住所：ソウル市竜山区漢南洞729－74　地下1F　バレットパーキング（駐車サービス）有

女性朝鮮／朝鮮日報日本語版

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