7月22日に、フルバンドライブ「ソン・ホヨン with Band Live in Tokyo 2012」を東京・品川ステラボールにて開催した歌手ソン・ホヨン。ライブ前日、スタジオで念入りにリハーサルに励んでいたソン・ホヨンにインタビューした。
―今回のライブにあたってどんな準備をされましたか。
「日本の久しぶりのイベントは、フルバンド公演で、これがやりたかったんです。それを見てもらえることが本当にう..
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7月22日に、フルバンドライブ「ソン・ホヨン with Band Live in Tokyo 2012」を東京・品川ステラボールにて開催した歌手ソン・ホヨン。ライブ前日、スタジオで念入りにリハーサルに励んでいたソン・ホヨンにインタビューした。
―今回のライブにあたってどんな準備をされましたか。
「日本の久しぶりのイベントは、フルバンド公演で、これがやりたかったんです。それを見てもらえることが本当にうれしくて、一生懸命準備しました」
―最近、ドラマ『アイ・ラブ・イテリ』のOST「変だね」を発表されましたが、ポップな明るい楽曲でしたね。参加の経緯を教えていただけますか。
「知り合いから曲を提案されました。聞いてみて、すごく自分に似合う曲だと気に入りました。最初は、あのタイトルじゃなかったんですよ。知らない間に、タイトルが変わっていました。『変だね』って…(笑)。もう少し時間があったら、もっとうまく歌えたんじゃないかな、とちょっと心残りがありますね」
―ニューアルバムを準備されているそうですが、どんなアルバムになるんでしょうか。
「アルバムを作るのに一番重要なことは、『いい曲をたくさん集める』ことだと思っています。今、いい曲を集めているところです。早ければ9月の中旬には新しいアルバムを発表したい気持ちはあります。期待してください」
―オペラを歌う『オペラスター』という番組で準優勝されましたが、どうしてオペラに挑戦しようと思ったのでしょうか。また、挑戦してよかったことは。
「最初は、オペラに挑戦することがとても怖く感じて、やめようと思ってたんです。でも、結果的に、やってとてもよかったと思っています。今後の自分が発展するためにいい影響を及ぼしたと感じているので、参加させてもらって感謝しています。父がオペラの大ファンだったことも、(挑戦した)きっかけの一つです。なので、挑戦して本当によかったです」
―ミュージカルやポップスとはずいぶん違いましたか。
「オペラは歌手が感動を伝え、ミュージカルは歌詞が重要で、ポップスは特に最近はスケールが大きく、リズム感が重要です。それぞれにそんな違いを感じています」
―オペラハウス「芸術の殿堂」でバリトンボイスを披露されましたが、その時の感想は。
「ものすごい感動でした。『芸術の殿堂』の舞台に立ったことだけでも感動したし、マイクを使わずバリトンだけで歌ったことを皆さん褒めてくださいましたし、自分自身も振り返ってみると…言葉にできないぐらいの『感動』の一言ですね」
―では、今後もオペラは続けたいと思いますか。
「機会があればやらせていただきたいと思います。歌ってみて自分でも分かったのですが、オペラがなぜ多くの人に長い間愛されているのか、その理由が、やってみてようやく分かった気がするんです。なので機会があれば、また一生懸命にやりたいです」
―最近は、日本をはじめ世界でK-POPブームが起こっています。「元祖・国民的アイドルグループ」として、後輩たちの活動をどう感じていますか。
「後輩たちを見ていると、心強く、誇りに思います。世界的なK-POPブームも彼らが頑張っているからだと思います。ただ、これから彼らがぶつかるであろう未来については、先輩として、乗り越えられるだろうか、と心配もしています。でも、彼らの公演を見ると、自分も見習いたいこともいろいろあります。何より、頑張っている姿には、褒め言葉しか見つかりませんね」
―オフの日はどのように過ごされてますか。
「休みの時は、よく食べてよく寝てます(笑)。最近、食べてばかりで太っています。4キロくらい増えました。(日本語で)ホント! ハハハ…」
―今後の予定を教えてください。
「韓国では、ニューアルバムを予定していますし、そのプロモーションを行う予定です。そして、また日本にもいい曲を持って来たいと思っています。今までなかなか来られませんでしたが、近いうちにまたファンの皆さんにお会いできることを楽しみにしています」
男性5人組グループgod出身のソン・ホヨンは、その後ソロ歌手としてデビュー。歌手活動以外にドラマやミュージカル、また旅番組やオペラ挑戦などさまざまな活動をしてきたが、今、あらためて「しばらくは歌手活動に専念したい」という。
K-POP全盛の空気の中、アイドルとは一線を画した、これまでのさまざまな経験を糧にした「歌手」の自分で勝負したい、という意欲がひしひしと伝わってきた。
野崎友子通信員
朝鮮日報日本語版
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