歌手で俳優のキム・ヒョンジュンが15日、さいたまスーパーアリーナでCD購入者イベント「HEAT 2012 IN JAPAN」を開催。昼夜2公演で3万人のファンが来場した。
4日に発売されたB’z初の詞曲同時提供楽曲「HEAT」が16日付のオリコン週間シングルランキング1位を記録し、海外男性ソロアーティストとして、史上5人目の快挙を成し遂げたキム・ヒョンジュン。
CD購入者から先着で申し込めるイベ..
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歌手で俳優のキム・ヒョンジュンが15日、さいたまスーパーアリーナでCD購入者イベント「HEAT 2012 IN JAPAN」を開催。昼夜2公演で3万人のファンが来場した。
4日に発売されたB’z初の詞曲同時提供楽曲「HEAT」が16日付のオリコン週間シングルランキング1位を記録し、海外男性ソロアーティストとして、史上5人目の快挙を成し遂げたキム・ヒョンジュン。
CD購入者から先着で申し込めるイベントは、猛暑の中グッズを求めるファンの長蛇の列が早朝からできるなど、ファンの大きな期待を背負ってのイベントだった。しかし当日、キム・ヒョンジュンののどの調子が非常に悪く、リハーサルを中断して病院に向かい治療を受けたことから、予定より1時間遅れての開演となるハプニングがあった。
ファンの心配の中、イベントの幕が上がり、キム・ヒョンジュンが元気な姿を見せると、ファンは「ヒート」アップ。体調不良を感じさせずパワフルなダンスパフォーマンスを見せるキム・ヒョンジュンに最初から総立ちで声援が飛んだ。
トークでは、オリコンランキング1位を獲得したことに「最初、人ごとのようだった。間違った情報が入ったのでは、と思った」とその驚きを語り、「ファンの皆さんに感謝している」と感謝するとともに、開演が遅れたことをファンにわびた。
体調について尋ねると、「今日はいつになく汗をかいている。皆さんが1時間も待って怒っているかなと。大丈夫、と言ってくれてありがたい」と言い、「リハではなかったパワーが出てきた。皆さんのおかげ」と体調が良い方に向かっていることと、ファンに感謝の気持ちを繰り返し伝えた。
そして、現在撮影中のドラマ「都市征伐」についても言及。キム・ヒョンジュンが主演する「都市征伐」は10日より栃木県・日光でのロケで撮影がスタートしている。日光ロケは、東日本大震災や原発の風評被害などで苦しむ同エリアの活性化のため、県や市がバックアップしている作品だ。
このドラマのため、体作りをしたといわれているが、「(キャラクターの)ペク・ミルの体はこの程度かなと思っている。今の体を維持するのも大変。今回、日本に来て初めてラーメンを食べていない」と言い、「でも牛丼があるから。牛丼は我慢できない」と彼らしい言葉でファンの笑いを誘った。
後半のライブでは、バンドを従え、キャノン砲を上げる特攻で最新シングル「HEAT」を熱唱すると、会場の盛り上がりは最高潮に達した。さらにダンサーたちと軽快なステップを魅せる「Let’s Party」をパフォーマンス。曲中には観客席に飛び降りるサプライズで会場中が黄色い声援や悲鳴が飛び交った。また、歌入りのパフォーマンスを予定していた楽曲を「ファンに生歌を届けたい」と急きょアカペラで歌う場面もあった。
そして最後に「今日は、皆さんに感謝の気持ちを伝える場なのに、1時間お待たせしてすみませんでした。正直、コンディションはあまりよくなかったが、プロならコンディションを整えるべき」と自責の念と再度ファンに謝意を示しながら、「心と体が離れて思うようにいかなかった」と言って涙も見せた。
しかし、「でも今日はベストを尽くしてステージに立ったので後悔していない。常にベストを尽くしてきたが、これからもそうしていきたい」と堂々と語ったキム・ヒョンジュン。今後の予定を聞かれ、「ワールドツアーもしたいし、日本のドラマもしたいし…」とさまざまな希望を語る中、「来年は、小さなステージで皆さんに会いたい」との意向を示すと、ファンからは大きな拍手が沸いた。
ファンを思いやる気持ちが人一倍強いキム・ヒョンジュンらしさが随所に感じられるステージで、意外な一面も垣間見え、終始笑顔の絶えないイベントで、ファンは大満足の様子だった。
野崎友子通信員
朝鮮日報日本語版
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