花の香り豊かな春の終わり、独自の香りを持つ俳優たちがスクリーンに帰ってくる。
時には男性の香りを漂わせ、時には愛の香りを漂わせる魅力的な男性たち。スクリーンに帰ってくるのは、お茶の間でもさまざまな魅力を発揮してきた俳優たちだ。映画界で5月、そして下半期に観客を魅了する注目株は、チュウォン、カン・ジファン、チュ・ジフン。
チュウォン、カン・ジファン、チュ・ジフンは久しぶりに映画に出演、特に女性の観..
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花の香り豊かな春の終わり、独自の香りを持つ俳優たちがスクリーンに帰ってくる。
時には男性の香りを漂わせ、時には愛の香りを漂わせる魅力的な男性たち。スクリーンに帰ってくるのは、お茶の間でもさまざまな魅力を発揮してきた俳優たちだ。映画界で5月、そして下半期に観客を魅了する注目株は、チュウォン、カン・ジファン、チュ・ジフン。
チュウォン、カン・ジファン、チュ・ジフンは久しぶりに映画に出演、特に女性の観客をとりこにする。チュウォンとカン・ジファンは、5月の映画界を牛耳った『アベンジャーズ』のヒーローたちとの正面対決も予告しており、期待を集めている。
チュウォンとカン・ジファンに続き、チュ・ジフンは今年下半期、映画界に姿を現す。2011年11月に除隊して以来、初の映画作品でどんな姿を見せてくれるのか、注目だ。
■チュウォン&カン・ジファン「『アベンジャーズ』は忘れろ」
チュウォンは出演した映画『未確認動画:絶対クリック禁止』が31日に公開される。
彼は2010年のドラマ『製パン王キム・タック』、『烏鵲橋の兄弟たち』(ともにKBS第2)で、演技に努力を尽くした。最近では、『ハッピーサンデー』(KBS第2放送)の人気コーナー「1泊2日」でバラエティー番組にも登場。6月には新水木ドラマ『カクシタル』に主演するなど、旬の俳優として注目されている。
そんな彼が、昨年公開された映画デビュー作『特別捜査本部』からわずか半年で、新作映画『未確認動画:絶対クリック禁止』に出演。この映画は、チュウォンにとって初のホラー映画となる。
『未確認動画:絶対クリック禁止』は、呪いの動画を見た姉妹に起こるぞっとする物語を描いた作品。チュウォンは今回の作品で、サイバー警察捜査隊で働く工科大生ジュンヒョク役を演じた。劇中、セヒ(パク・ボヨン)の恋人として登場し、自分が渡した動画のせいでセヒ姉妹が苦しむことに罪悪感を感じ、呪いから彼女たちを救おうとする。
チュウォンは、韓国映画では今年初のホラー映画で、温かい男の魅力が何なのかを見せる。同映画を通じて、お茶の間だけでなく、スクリーンでも旬の俳優であることを立証できるのか、注目が集まっている。
カン・ジファンは、お腹ぽっこり体型の刑事役で映画に出演。2009年の『顔と心と恋の関係』『7級公務員』以来3年ぶりとなる新作『チャ刑事』が、31日に公開される。
『チャ刑事』は、はちきれそうな太っちょ体型のチャ刑事(カン・ジファン)が、事件解決のためファッションモデルを装い、ランウェイに立つことになるという物語。
劇中、カン・ジファンは役作りのため、実際に体重を10キロも増量した。これまで癒し系のイメージで、女心をキャッチしてきた彼の劇的な変身が話題を集めた。最近、映画のスチール写真を通じて公開された彼の姿は、見てるだけでも息苦しくなりそうだ。さらに、21世紀とはかけ離れたファッションで、一時「カン・ジファン イケメンフォームレス」として、インターネットの検索語ランキングにもランクインした。
『7級公務員』のシン・テウォン監督と観客動員数400万人を記録した彼が、再び『チャ刑事』で監督とタッグを組み、自身の観客動員数記録を塗り替えることができるのか、期待を集めている。ロマンスが似合いそうだが、意外にコミカルな演技で上々の成果を上げたカン・ジファンが、今回も観客を笑わせられるのか、期待される。
チュウォンとカン・ジファンは5月に観客を取り込んだ『アベンジャーズ』の魅力的なハリウッド俳優らを抑え、6月より観客動員に挑戦する。
■チュ・ジフン「俺も王だ」
3年ぶりに映画に出演するチュ・ジフンは、『私は王である』で王役を演じた。
2012年下半期、イ・ビョンホン、キム・ドンウクらが王として登場する映画界で、どんな魅力で集客するのか気になる。いつの間にか30代に突入したチュ・ジフンが20代のときとは違い、余裕の感じられる演技を披露するのか期待を集めている。
同映画でチュ・ジフンが演じたのは、臆病で弱虫の王子チュンニョン(後の世宗)役。昨年放送されたドラマ『根の深い木』(SBS)の世宗に対するおぼろげな記憶が残っている中、今回はどんな世宗が登場するのか気になる。
チュ・ジフンは今回の映画で、2006年に放送されたドラマ『宮~Love in Palace』で演じたカリスマ性あふれる皇太子役とはまた違う魅力を届ける。ドラマとは相反する性格のキャラクターにコミカルな演技で、イメージチェンジを図る。
2012年下半期の映画界は『後宮:帝王の妾』のキム・ドンウク、『朝鮮の王』(仮題)のイ・ビョンホンなど、王が続々と登場。彼らはチュ・ジフンと違い、真摯(しんし)でカリスマ性のある魅力を発揮し、ヒットを狙う。
久しぶりに映画に出演し、イメージチェンジを図るチュウォン、カン・ジファン、チュ・ジフンの3人。『アベンジャーズ』という激しい波を乗り越え、善戦することができるのか。『カネの味』『わたしの妻のすべて』のユン・ヨジョン、イム・スジョンら、女優勢が興行を引っ張っている現在の流れを変えることができるか、という点にも注目だ。
イ・ギョンホ記者
STARNEWS/朝鮮日報日本語版
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