KNTVにて10日より日本初放送されるドラマ『輝ける彼女』で、ドラマ初出演にして初主演。初演技挑戦ながら、その演技が好評を博し、一躍注目の新人俳優となったSS501のマンネことキム・ヒョンジュンにインタビューした。
―『輝ける彼女』のカンミン役を引き受けた決め手となったのは。
「たくさんのシナリオをいただいていたのですが、初めてのドラマなので、自分を表現するのにどれがいいのかとずいぶん考えました。そ..
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KNTVにて10日より日本初放送されるドラマ『輝ける彼女』で、ドラマ初出演にして初主演。初演技挑戦ながら、その演技が好評を博し、一躍注目の新人俳優となったSS501のマンネことキム・ヒョンジュンにインタビューした。
―『輝ける彼女』のカンミン役を引き受けた決め手となったのは。
「たくさんのシナリオをいただいていたのですが、初めてのドラマなので、自分を表現するのにどれがいいのかとずいぶん考えました。そして、自分が実際に歌手であり、役柄のカンミンはトップスターということで、自分と似ている部分があり、共感をもって演じられるのではと思って選びました」
―初めてのドラマ、主演ということで、不安や負担は少なくなかったのでは。
「やる前は、めちゃくちゃプレッシャーでしたよ。これまでやったことがない俳優という仕事を、周りの人がどういうふうに見るのかが不安だったんです。心理的な不安…迷ったし、戸惑ったし…そんなことを考えていて時間がたつばかりで、でも今決めないで後で後悔することになったら、と思って挑戦しました」
―実際演じてみて、ご自身と役柄が似ているということで、やりやすかったんでしょうか。逆にやりにくかった部分はありますか。
「パフォーマーとして人に見せる姿というのは、自分が経験したことから楽に演じられました。ただ、カンミンは性格的にぎすぎすしていたり、はき捨てるように話すといったところなどがあって、そういう演技は難しかったですね」
―カンミンの魅力を一言で言うとどこでしょうか。
「『男らしい姿』ですね。好きな女性の前では、情熱的に愛情表現していくところが魅力だと思います」
―カンミンとキム・ヒョンジュンの似ているところ、似ていないところは。
「愛する人に積極的で、欲が多い、ストレートな表現をする、そんなところは僕と似ています。でもスタッフに対してひどい仕打ちをするようなところは違います!僕はスタッフに優しいし、礼儀正しいです…(周りのスタッフに)なんでそこで笑うの?(笑)」
―最初のシーンがベッドシーンだったそうですが、監督の指導が何かありましたか。ズバリ感想は?
「監督は、『気持ちが趣くままにやりなさい』とおっしゃいました。自分は、強い感じ?でいきました。『ベッドシーンなんか何でもない、僕にとって難しいものは何もない』と思って…自分にもう怖いものはないですね(笑)」
―撮影はスムーズにいったんでしょうか。その直後、赤くなっていたようなんですが。
「初めてのシーンの割には、5回のテイクで終わったのでスムーズだったかと(笑)。でも(赤くなったのは)人間だから…すごく恥ずかしかったんですよ。あんなたくさんの人の中で演じるとは思わなかったので。スタッフとかすごく大勢の前でなんて、恥ずかしいでしょ」
―ジヒョン役のソ・イヒョンさんは年上で俳優としても先輩ですが、共演して難しい点はなかったですか。
「先輩後輩という関係には守らなければならないものがあるじゃないですか。3歳年上だし、自分は新人ということで、正直、最初はなかなか近づくのが難しいと思いました。それにソ・イヒョンさんは思ったよりしゃべらない方なんですよ。それで最初は怖い、接しづらいなと…でも今はとても仲よくなって、個人的な悩みについてや演技について相談する、いい先輩後輩の関係になりました」
―ノ・ヨンウ役のパク・クァンヒョンさんはさらに先輩ですが、どうやって近づきましたか。
「年齢が10歳も上で、どのように近づいていけばいいのか、呼び方もヒョン(お兄さん)と呼んでいいのか、サムチュン(おじさん)と呼んだほうがいいのか悩みました。でも、クァンヒョンさんのほうから近づいてくれたんです。僕のバンに遊びに来てくれたり、きっかけをくれて、それから本当にいろいろ助けてくれました。今は本当に兄と弟のような関係です。韓国に帰ったら、会いたいです。監督と俳優と4人で月1ぐらい定期的に会合を持とう、って思ってるんです」
―ドラマ全体を通じて、特に自信がある、というところは。
「すべて自信を持って演じたので、ここ、と選ぶのが難しいですね。三角関係なんですが、その3人がからむシーンで、僕の男らしいシーンがあるんですが、そこを特に見てほしいですね。あ、(日本語で)『ベッドシーンは自信満々です』(笑)」
―ドラマのために8キロダイエットして、素晴らしい体も披露されましたが、腹筋など、体はその後も維持されてますか。
「今はちょっと溶けたチョコレート…冗談です。ちゃんと割れています(笑)」
―ハワイから戻られたばかりですが、ハワイでは何をしましたか。
「実は、『輝ける彼女』の結末をはっきりさせるために、番外編を撮ったんです。それから写真集も撮りました。カンミンの延長線ということで、そのイメージのまま、マッチョなイメージで、自動車修理工場、海、森の中などでワイルドな感じで撮影しました。期待してください」
―今回の作品では演技も評価されましたが、自信がつきましたか。
「『輝ける彼女』ではいろいろなことを得られましたが、『自信を得られた』ということが大きいです。どのようにしてドラマが撮影されるのかということがわかりましたし、それが大きな収穫ですね」
―今回のドラマ初挑戦を終え、次の目標は。
「今年も、いろいろなことをやっていきたいですが、演技で新人賞を受賞したいというのが夢です。歌手としては新人賞を受賞したので、俳優としても受賞出来たらうれしいですね。そして、俳優として成長したいので、今年2作品ぐらいやりたいです。将来は映画もやってみたいですが、今年はドラマで経験を積み重ねたいと思っています」
―今ハマっていることは。
「演技と車とボーリングです! 車が好きなんですよ。買うのも運転するのも好き。僕のことをキム・チャドンチャ(自動車)と呼んでください(笑)。女性がバッグとか好きなように、僕は車が好きなんです」
―お休みには何をして過ごしますか。
「『車』です(笑)。一人でドライブします。あとは、次回作のために台本を読んだりして過ごしています」
インタビューでは思いを忌憚(きたん)なく、ユーモアを交えながらストレートに口にする姿が印象的だったキム・ヒョンジュン。ナチュラルで率直なところが魅力といわれるが、今でもかわいがられる「マンネ(末っ子)」の愛らしさと、ぐっと大人の男らしくなったセクシーさを併せ持っているキャラクターを生かし、演技でも「新人賞」を目指して頑張ってほしい。
夢の作家を目指し奮闘するアラサー女性(ソ・イヒョン)をめぐる年下のトップアイドル(キム・ヒョンジュン)と敏腕プロデューサー(パク・クァンヒョン)の恋の三角関係が展開する『輝ける彼女』(全12話)は、KNTVにて3月10日より、毎週土曜午後11時15分から放送。
野崎友子通信員
朝鮮日報日本語版
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