キム・ミョンミンが自分を痛めつけるワケ

2012/01/29 10:37

 「死点」という運動生理学用語がある。激しい運動中に酸素の需給バランスが最悪の状況になることで、文字通り今にも死んでしまうかのような苦痛の瞬間をいう。英語では「デッド・ポイント」だ。しかし、その段階を過ぎれば苦痛は消え、快感の絶頂に達する。

 俳優キム・ミョンミンはその瞬間を「麻薬のようだ」と表現した。一度その味を知ってしまうと中毒性が強く、なかなか抜け出せないという意味だ。キム・ミョンミンにとって..

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