「第11回蘇来浦口フェスティバル」が10月13日から16日まで開催され、仁川市内の「蘇来浦口」が賑わいを見せた。フェスティバルの期間中、商人と観光客、新鮮な海産物が一体となって連日盛況だった。
フェスティバル初日、ランチの時間に合わせて蘇来浦口に到着した。会場を訪れた人々の車の列が、フェスティバルの熱気を伝えるかのようだった。会場周辺も観光客と車でいっぱいだった。
魚市場の入り口から多くの観光客..
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「第11回蘇来浦口フェスティバル」が10月13日から16日まで開催され、仁川市内の「蘇来浦口」が賑わいを見せた。フェスティバルの期間中、商人と観光客、新鮮な海産物が一体となって連日盛況だった。
フェスティバル初日、ランチの時間に合わせて蘇来浦口に到着した。会場を訪れた人々の車の列が、フェスティバルの熱気を伝えるかのようだった。会場周辺も観光客と車でいっぱいだった。
魚市場の入り口から多くの観光客で賑わい、足の踏み場がないほど混雑していた。フェスティバルの人気を改めて感じた瞬間だった。そんな人々の間をかき分けて、市場内に入っていった。
刺し身にする魚を購入した人たちは、それを調理してくれる店に持っていったり、その場でレジャーシートを敷いて食べたりしていた。蘇来浦口特有の風景だが、このようにして食べる刺し身はどんな高級な刺し身よりもおいしい。
レジャーシートを広げ刺し身を食べていたキム・ドンソクさん(34)は「蘇来浦口ではこのようにして食べるのが1番おいしい。きょうはフェスティバルだったせいか、人が多くて盛り上がってるし、魚も安くて最高」と話した。
魚市場を出ると、楽しいリズムが聞こえてきた。近づいてみると、サムルノリ(朝鮮の伝統楽器であるケンガリ・チン・チャング・プクを用いた 韓国の現代音楽)が始まり、今回のフェスティバルを記念する街頭パレードが繰り広げられていた。観光客はサムルノリのリズムに導かれるように、イベント会場へと向かった。
会場は、さまざまな体験ができるようなシステムになっていた。特に人気だったのは、入り口に設けられた「2011人分の魚粥試食」イベント。イベント開始前だったにもかかわらず、最後尾が見えないほど長い行列ができていた。
そのほかにも、イベント会場には蘇来浦口の住民たちが手掛ける出店が並んでいた。これらの店でも、新鮮な魚や貝を味わうことができる。今年は特に、旬の「コノシロ」が人気を集めていた。
市場をひと回りした後、食堂で「焼きコノシロ」を注文した。網で焼かれたコノシロのおいしそうな香りが周囲に広がった。手のひら大のコノシロの身をほぐし、ご飯と一緒に食べてみた。焼きコノシロの香ばしさと適度な塩味が口の中に広がった。
今回のフェスティバルは、蘇来浦口だけで開催されたのではない。そこから歩いて30分の場所にある「蘇来湿地生態公園」でも、家族連れが楽しめるような体験イベントが盛りだくさんだった。
会場では「昆虫と植物展示館」「たこあげ」などのイベントが行われた。また、週末には「第1回南東オリエンテーリング・ウォーキング大会」やテーマイベントの「湿地カフェ」「お絵かき大会」「蘇来をテーマに作文大会」「書道大会」などが実施された。
今年で11回目を迎えた蘇来浦口フェスティバルは「蘇来よ! 遊ぼう」をスローガンに、西海(黄海)の美しさと港の雰囲気を満喫できるよう、毎年さまざまな公演やイベントが開催されている。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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