自然と調和を成す韓国を代表する宮廷昌徳宮(下)

2009/08/19 15:22

■楽善斎  大造殿を通り過ぎて少し歩くと、端正な印象の「楽善斎」が見える。1847年に建てられた楽善斎は、朝鮮第24代王の憲宗とその後宮・慶嬪の愛の物語が伝えられている場所だ。正確に言うと、楽善斎・錫福軒・寿康斎などの建物があるが、これらをまとめて楽善斎と呼んでいる。楽善斎は憲宗の書斎兼居間で、錫福軒には慶嬪が、寿康斎には憲宗の祖母にあたる大王大妃(第23代純祖の王妃)が住んでいた。

 憲宗は、王..

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