月火ドラマ『花より男子』(KBS第2)がスタートした時、最も多く悪口を言われたのはイ・ミンホが演じるF4(花の4人組)のリーダー、ク・ジュンピョだった。
もともと原作漫画の人気が高く、F4というイケメン4人組のうち、韓国版ドラマでク・ジュンピョと名前を変えた原作の道明寺司が一番注目を浴びており、原作のキャラクターに対する愛情が強かったファンにとって、ク・ジュンピョは敵も同然だった。
原作..
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月火ドラマ『花より男子』(KBS第2)がスタートした時、最も多く悪口を言われたのはイ・ミンホが演じるF4(花の4人組)のリーダー、ク・ジュンピョだった。
もともと原作漫画の人気が高く、F4というイケメン4人組のうち、韓国版ドラマでク・ジュンピョと名前を変えた原作の道明寺司が一番注目を浴びており、原作のキャラクターに対する愛情が強かったファンにとって、ク・ジュンピョは敵も同然だった。
原作ファンにとっては、道明寺司がF4の中で一番素敵な人物。イ・ミンホが役に合っていなかったら非難の声を避けられなかったし、道明寺司は前半ヒロインを一番苦しめる人物なだけに、ドラマを通して『花より男子』を初めて見た視聴者から憎まれるのも当然だった。
しかし、第2話が放送された後、キャラクターをリアルに演じたク・ジュンピョに対する反感は好感に変わり、その結果、イ・ミンホは一気に「スター」となった。今では誰よりも多くのスポットライトを浴びている。そのためか、イ・ミンホの顔からは安堵(あんど)感と余裕が垣間見られた。
◆「第2話で非難が応援に…戸惑いを感じる」
「人気ですか。撮影が忙しく、あまり実感できません。(繰り返される記者の質問攻撃に、じっくり考えていると)あ、僕サイワールドにミニホームページがあるんですよ。その訪問者数が1日3000-4000人ぐらいだったのが、今は50倍に増えました」
『花より男子』の放送後、現在では1日20万-30万人の訪問者がイ・ミンホのミニホームページを見ている。これはイ・ミンホの人気の高さを証明する数字だ。
実際、第1話が放送された直後には、ミニホームページに「ク・ジュンピョって何?」「なぜあんな髪型なの?」「最悪」「(ヒロイン役の)ヘソンさんを苦しめないで」などの書き込みが多く寄せられたが、今は変わってきた。「ジュンピョはしばらく、もっとたくさんの悪口を言われるだろう」と思っていたイ・ミンホにとって、この変化はうれしいことに違いない。
「気分が良いし、感謝しています。でも、これでいいのかと思ったりもして、とにかくビックリしています」
◆「交通事故が俳優人生で初めてのターニングポイント」
イ・ミンホはこのドラマでスターダムにのし上がったが、それまで長い間、無名の下積み時代を経験した。2006年にEBSドラマ『秘密の校庭』の撮影を終えたイ・ミンホは、高校時代からの友人チョン・イルと旅行に出かけ、大きな交通事故に遭った。イ・ミンホはこの事故で全治6カ月の重傷を負い、1年間活動を休止した。
続く2007年に出演したSBSのシチュエーション・コメディー『走れ!サバ』は主人公だったが早々と打ち切りになり、以後ドラマ『アイ・アム・セム』『僕もよく知らないけれど』、映画『カン・チョルジュン:公共の敵1‐1』『うちの学校のET』など、事故後2年間、多くの作品に出演し、いくつかの作品では演技力を認められたが、深い印象を残すことはできなかった。そして2009年、『花より男子』で飛躍のチャンスをつかんだのだ。
「二十歳のころ交通事故で1年間休んだ時、体の痛みよりも、精神的にとてもきつかったです。何もできず、寝ているだけだったので、いろんな考えがよぎりました。『思いっきりハイキック!』に出演し、勢いに乗るチョン・イルを見て、すごく焦りました」
しかし、イ・ミンホはその事故でチョン・イルとの仲を深め、成熟できるきっかけになったとして、この出来事を人生で第1の「ターニングポイント」に挙げた。
◆「もう少しインパクトの強い役もやってみたい」
イ・ミンホは最近、『花より男子』以外のことを考える余裕がない。まだ20話分が残っている上、ドラマの撮影が非常に忙しく、『花より男子』に専念しても時間が足りないくらいだ。
それでもイ・ミンホは、まだまだ演技が未熟だとし、暇さえあれば原作漫画を見て、その感じを生かしつつも自分だけのク・ジュンピョを作るため、日々努力している。
「『花より男子』のことだけで手いっぱいで、ほかの作品や役柄について考えたことはありませんが、次の作品ではもう少しインパクトの強い姿をお見せしたいです。もちろんク・ジュンピョも強いキャラクターですが、僕から見れば、かなり子どもっぽい人物なので(笑)」
イ・ミンホは残り20話について、面白さを維持しできるようしっかり備え、ドラマを無事に完成させるので、最後まで応援してほしいと語った。
edaily/朝鮮日報日本語版
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