『ごめん、愛してる』で一躍スターになったソ・ジソブのファッションセンスは、他の追随を許さない。
公益勤務解除(除隊)命令を受けた日も、彼のファッションセンスは光っていた。「特にあの○○がスゴイ」と言えるような服を着ていたわけではない。紺色の半袖Tシャツの下に白の長袖Tシャツの袖をのぞかせ、ジーンズにニット帽というラフな格好なのに、自然とそのスタイルが様(さま)になるのが不思議だ。
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『ごめん、愛してる』で一躍スターになったソ・ジソブのファッションセンスは、他の追随を許さない。
公益勤務解除(除隊)命令を受けた日も、彼のファッションセンスは光っていた。「特にあの○○がスゴイ」と言えるような服を着ていたわけではない。紺色の半袖Tシャツの下に白の長袖Tシャツの袖をのぞかせ、ジーンズにニット帽というラフな格好なのに、自然とそのスタイルが様(さま)になるのが不思議だ。
こうしてみると、世の中というのは本当に不公平だ。
ソ・ジソブのファッション・スタイルにはこれといった決まりがないのが特徴だ。スーツ、カジュアル、ビンテージ、ヒッピー…。どんなスタイルの服を着ても、自由自在に着こなせ、服を着せるのが仕事のスタイリストとしてはうれしい限りだ。
昨年訪日したときの彼のファッションをもう一度振り返ってみよう。タイトなジーンズ、襟ぐりの広いTシャツにジャケットをはおり、ニット帽を目深にかぶっていた。ポイントはサングラスとナップザックだ。
彼がチョイスしたファッション・アイテムを一つ一つ見てみると、到底うまくコーディネートできそうにないが、ソ・ジソブはオーソドックスなコーディネートではなく、彼ならではのセンスで着こなしている。
このようにファッションに定型化したコンセプトがないところが、ソ・ジソブ独特のスタイルだ。サンダルにチェックのハーフパンツ、ビンテージ物のTシャツという姿でもキマってしまうのが、「韓流スター」ソ・ジソブなのだ。
変化を楽しむ術(すべ)を知っているソ・ジソブだけに、日本では韓国にいるときとは別のファッションセンスをアピールしていた。だから日本では思い切って、スキニーパンツのようにタイトなジーンズにも挑戦したのだ。
スーツを着るときも型にはまらない。スーツを着るとき、ほとんどの人はネクタイをするのが正式だと思っている。スタイルに自信があればネクタイをしなくてもいいが、たとえそうだとしても、スーツ・スタイルはシャツが基本という固定観念を崩すのはなかなか難しい。ところが、こういう常識はソ・ジソブには通用しない。
アクセサリー選びでもソ・ジソブは思い切りがいい。ネックレスにブレスレット、サングラスに時計、ピアスも似合うソ・ジソブだが、特に大ぶりなデザインのシルバーのアクセサリーが好きなようだ。
9月からはSBSドラマ『カインとアベル』 の撮影を控えている。現在最大の課題は、できるだけ早くドラマ『ごめん、愛してる』のムヒョク役のイメージを拭い去ること。ソ・ジソブのスタイリストは「ドラマの撮影がまだ始まっていないので今お話することはできませんが、『カインとアベル』ではソ・ジソブのイメチェンぶりにご期待ください」と自信を見せた。
edaily/朝鮮日報日本語版
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