「小説ですか?それがお金になりますか?シナリオですか?映画は監督がすべてやります。お金になるのは、やっぱりドラマのシナリオです」
ここに物語を売る一人の男性がいる。小説家、映画のシナリオライター、ドラマ脚本家と3種類の名刺を持つチョン・ミョングァン氏(42)。彼の長編小説『鯨』は2004年12月に多くの評論家から絶賛され「文学ドンネ小説賞」を受賞した。今までに約2万2000部が売れ、2000..
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「小説ですか?それがお金になりますか?シナリオですか?映画は監督がすべてやります。お金になるのは、やっぱりドラマのシナリオです」
ここに物語を売る一人の男性がいる。小説家、映画のシナリオライター、ドラマ脚本家と3種類の名刺を持つチョン・ミョングァン氏(42)。彼の長編小説『鯨』は2004年12月に多くの評論家から絶賛され「文学ドンネ小説賞」を受賞した。今までに約2万2000部が売れ、2000万ウォン(一冊9800ウォン、印税10%)の印税を手にした。
チョン氏がこれまでに稼いだ額に比べれば相当の額だ。『ガンマン』(原題『銃取り』、1995年)のシナリオで1000万ウォンを手にし、韓国のシナリオライターとしては初めてインセンティブ契約も交わしたが、映画が失敗して制作側から散々に言われた。5年をかけた『北京飯店』(1999年)では1500万ウォンを稼いだ。
一攫千金は意外なことで実現した。昨年の下半期、ドラマ外注制作会社エイトフィックスはチョン氏の『鯨』を買い取ると、「映像に対するすべての権利」を譲渡する条件で版権料1億ウォンを提示した。また、今年7月に放映予定のドラマシナリオを1話につき700万ウォンの契約条件で現在、執筆中だ。全16話が予定されているため1億1200万ウォンが追加されることになる。2億2000万ウォンはチョン氏が過去15年間に忠武路(チュンムロ、韓国映画の中心地)で稼いだ額を全部足したよりも遥かに多い。
「物語」の値段にここまで格差があるのは、ジャンルが異なるため。制作期間の長い映画は演出者の思考とスタイルが作品のクオリティーを決める「監督の芸術」であるのに対して、当日に出演者が台本を受け取るドラマは、ストーリーがクオリティーを決める「脚本家の芸術」。
実際にストーリーが優れていると噂だった『王の男』の場合、総制作費64億ウォンのうち原作料(1300万ウォン)、脚色料(4000万ウォン)など、シナリオにかかった額は0.82%に過ぎない。一方、ドラマ『バラ色の人生』の脚本家ムン・ヨンナム氏は、毎回の制作費9000万ウォンの11%にあたる1000万ウォンを原稿料として受け取った。韓国で最も付加価置の高いのは小説や映画のシナリオではなく、やはりドラマシナリオなのだ。
韓流ブームをリードするドラマ脚本家の世界をのぞいてみよう。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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