音楽に対する評価がどうであれ、イ・ヒョリ(26)は韓国大衆文化のメインテーマだ。
2003年のソロデビューと共にFin.KL時代の少女的イメージから脱皮して官能美を前面に出した彼女の戦略は、15万枚のアルバムセールスとその10倍以上のファン獲得に結実した。チェヨン、U;Nee、チョン・ヘビンなど、彼女の後を追うようにセクシースターが数多く登場したが、相変わらずCM女王の地位は不動だ。2年6か..
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音楽に対する評価がどうであれ、イ・ヒョリ(26)は韓国大衆文化のメインテーマだ。
2003年のソロデビューと共にFin.KL時代の少女的イメージから脱皮して官能美を前面に出した彼女の戦略は、15万枚のアルバムセールスとその10倍以上のファン獲得に結実した。チェヨン、U;Nee、チョン・ヘビンなど、彼女の後を追うようにセクシースターが数多く登場したが、相変わらずCM女王の地位は不動だ。2年6か月ぶりにリリースする2ndアルバム『Dark angel』に集まる関心が高いのは当然とも言える。
「私はラッキーガールです。レコーディング作業を共同プロデューサーとして初めから最後まで担当したので、この1年間は一日も気が休まる日がありませんでした。作曲家に曲をもらいに行ったり、振付や衣装まで自分で手がけると時間も結構かかりました。1stアルバムより完成度が高いかは分かりませんが、最低限イ・ヒョリがどんな人間でどんな音楽が好きかをストレートにお見せできるアルバムです」
イ・ヒョリの成功は明らかに緻密に計算された性的魅力の発散と関係がある。しかし本人は「セクシー」という言葉をしきりに聞くのが嫌いだと言う。
「歌手でも、演技者でも相手(大衆)を誘惑して魅了するのは芸能人の基本条件ではないでしょうか?セクシーとは、その人のエネルギーと生命力です。太陽のようなエネルギーを持っていれば自然と暖かい場所を求めて人々が集まってきます。セクシーとは服を脱いで登場することではないのです。私はもちろんセクシーな姿でステージに立ちますが、露出が多いか否かが重要ではないのです。露出をしなくてもセクシーな印象を与えることができるのですから」
アルバムタイトルの『Dark angel』は「人間の両面性を意味する」と言う。華やかだった1stアルバムとは異なり、黒で覆われたアルバムジャケットは新しいスタイルの変化を予告する。
「KISS、モトリー・クルーなど70~80年代のロックバンドのDVDを見て概念を得た」と言う彼女は「皮のジャケット、レザーパンツ、デコボコしたネックレス、スーツにスニーカーみたいなアンバランスな衣装が多い」と語った。髪型も右サイドは短く切り、左サイドは長いストレートヘアーにして意外性を演出する。
リードトラックの『Get Ya\'』は「ファンキーな感じの曲」と説明した。プロモーションビデオ(PV)ではイ・ヒョリがゾンビと対決する。「私の魅力とエネルギーでゾンビたちに生命を吹き込む」という意味だそうだ。「マイケル・ジャクソンの 『スリラー』をカバーしました。『10minutes』とは正反対の強力でへヴィーな感じです」
イ・ヒョリは自ら「CMの影響もかなりありました」と言う。「『Anymotion』は歌手として私のイメージを持続させるために重要な役割を果しました。私自身が今もそのPVのファンです」。北朝鮮の女優チョ・ミョンエと共演したCMも話題になった。「うまく編集されて素晴らしい仕上がりになっていましたが、実際には厳しい警備のために、ゆっくりと話す機会もありませんでした。南北の距離はまだ遠いと感じました」
日増しに増える「イ・ヒョリ系」アーティストについてはどう思うのか?「流行にとらわれず、独自のカラーを見つけてほしいです。似たようなイメージばかりが繰り返されるのが残念です」というのが彼女からのアドバイスだ。
彼女にとって音楽は「友達であると同時に生計手段でもある複雑なもの」であり、スタイルは「見逃すことができない重要な価値」だ。
「ビジュアルと歌のどちらが欠けてもロングランにはなりません。元々欲が多いくせに小心者で良く評価されないと挫折して泣いてしまいます。それがますますエスカレートするようです」
友達があまりいないという彼女は歌手のイ・スヨンとコメディアン、キム・ジェドンの名前を親しい友人として挙げた。「スヨンも最近アルバムを出しましたが、ジャンルがまったく違うので競争しなくて済むので幸いです」
昨年4人全員が集まって音楽配信サイト限定でシングルをリリースしたFin.KL。もうアルバムをリリースする予定はないのか?メンバー最年長イ・ヒョリの考えは否定的だ。
「私は少しかじっただけですが、ユリとジンが本当に努力して女優としてのイメージが確立されたので難しいでしょう。たぶんFin.KLとして活動したことはメンバーにとって一生で最も美しい思い出になるでしょう」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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