【レビュー】ノージャンルで低予算、脱常識を極めた『サンデーソウル』

2006/02/04 19:00

 1970~80年代に大衆の末梢神経を刺激した通俗雑誌『サンデーソウル』の感性を受け継いだ映画『サンデーソウル』(9日公開)は、脱常識の、脱常識による、脱常識のための映画だ。企画、制作、脚本のすべての面で映画の公式を意識的に破り実験した痕跡がはっきりと分かる。3種類のキーワードで『サンデーソウル』の挑戦を分析してみた。

▲ノージャンル  『サンデーソウル』は一言でジャンルを規定することができない映..

続き読む