「故郷に錦を飾る」という言葉は、こういう時に使うのだろう。
日本でオリコンチャートの歴史を新たに塗り替えて帰国した歌手「K」(23、本名カン・ユンソン)。1年前には日本でまったく無名だった彼は、今ではどこへ行っても声援を受ける人気アーティストだ。
昨年3月初め、シングルでオリコンデイリーチャートの8位入りを果し、その後リリースされた4枚のシングルすべてをオリコントップ10入りさせた。今月..
続き読む
「故郷に錦を飾る」という言葉は、こういう時に使うのだろう。
日本でオリコンチャートの歴史を新たに塗り替えて帰国した歌手「K」(23、本名カン・ユンソン)。1年前には日本でまったく無名だった彼は、今ではどこへ行っても声援を受ける人気アーティストだ。
昨年3月初め、シングルでオリコンデイリーチャートの8位入りを果し、その後リリースされた4枚のシングルすべてをオリコントップ10入りさせた。今月18日、韓国では2ndアルバム『美笑』、日本では1stアルバム『Beyond the Sea』の異なるアルバム2枚を韓日で同時リリースした。
『Beyond the Sea』はオリコンデイリーチャートで2日連続2位を記録した。甘く魅力的なアルバム『美笑』で帰って来たK。感情溢れるボーカルで成し遂げた「K」のサクセスストーリーを紹介する。
▲「サンキュー、カラオケ」
韓国でのデビューは2004年5月。アーティストとしての情熱が込められたアルバムだったが結果は思わしくなかった。日本行きはまさに偶然と重なった。1stアルバムのプロデューサーを務めたハン・ソンホの大学時代の友人が、Kの現在の日本での所属社事務所スターダストのキャスティング担当者。このキャスティング担当者は韓国で数々のアーティストに会い、日本に戻る前日の夜、カラオケの画面に映し出された作曲家ハン・ソンホの名前を発見、彼と10年ぶりに連絡を取るようになる。ハン・ソンホは自分が育てたKを積極的にアピール、Kは一日でオーディションの準備をして熾烈な争いを勝ち抜いた。
▲「美笑」と「微笑」
韓国と日本を往復して今回の2ndアルバム『美笑』をレコーディングした。日本盤と韓国盤のレコーディングを同時進行して負担も多かった。リードトラックはファン・セジュンが作曲、チョ・ウニが作詞した『笑って』。自分の悲しさを隠すために賢明に笑みを浮かべるピエロの気持ちをラブソングで歌った。66人編成のオーケストラをバックに歌ったスケールの大きな曲。
主要音楽サイトで音源をあらかじめ公開して反応が良く、今回のアルバムは1万5000枚が日本に輸出された。MBCテレビ『キム・ドンニュルフォーユー』への出演をはじめ、音楽番組からの出演オファーも殺到している。Kは「1stの時とはまったく状況が違って戸惑っている」と話した。親しいアーティスト仲間と一緒にステージに立つことが今年の目標。何よりも「K」という名前を広く知らせたいと言う。
▲「偉大なBoA先輩」
日本での活動期間中、BoAと二度テレビ局で会った。デビュー前からBoAのファンだったKは、控室を訪ねて「先輩」にあいさつをした。BoAは「歌と名前を聞いた時、日本人アーティストだと思った」とKを絶賛した。Kは「日本で実際に生活してみてBoA先輩が本当に勇気がある立派な女性だということを実感した。本当に凄い」と感心した。
スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com