パク・チャヌク監督が2冊の散文集出版

2005/12/13 12:07

 10年余り前、映画監督の朴賛郁(パク・チャヌク、42)は不遇な青年だった。結婚はしたが貯金は底をつき、助監督を辞めてサラリーマンになった。資金が少し貯まると映画を手がけたが、超低予算のデビュー作『月は…太陽が見る夢』はソウルで6600人の観客動員にとどまる惨敗に終わった。生計を立てるために監督はペンを執った。B級映画を独自の視点で綴った『映画を見るための隠密な魅力』(1994)は映画ファンを魅了..

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