1950~70年代を扱ったドラマは最近人気のドラマジャンルのうちの一つ。当時を記憶する視聴者の郷愁を誘い、一様に好成績を収めたことからテレビ局の関心は絶えない。
しかし、昔の思い出とは無関係な世代にとっては不慣れな風景や相対的に暗い雰囲気がこうしたドラマを見る上での障害物となる。ところが23日からスタートするSBSドラマ『ファッション70s』は少々様子が異なる。計24話のこのドラマは「華麗な..
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1950~70年代を扱ったドラマは最近人気のドラマジャンルのうちの一つ。当時を記憶する視聴者の郷愁を誘い、一様に好成績を収めたことからテレビ局の関心は絶えない。
しかし、昔の思い出とは無関係な世代にとっては不慣れな風景や相対的に暗い雰囲気がこうしたドラマを見る上での障害物となる。ところが23日からスタートするSBSドラマ『ファッション70s』は少々様子が異なる。計24話のこのドラマは「華麗なドラマ」を標榜とする。主なターゲットも20~30代に絞っている。
まず素材からして違う。70年代から本格的に軌道に乗り始める韓国のファッション産業を扱う。主人公はドミ(イ・ヨウォン)とジュニ(キム・ミンジョン)の女性デザイナー。どんなに辛くても顔色を変えない強い性格のドミは貧しい家庭に生まれ育ったが、天性の才能でアパレルブランドを立ち上げて大手メーカーと対等に並ぶまでに成長させる。
まったく反対のジュニはお姫様のように育ち、早くからデザインを学び始めてクライアントの好みを素早く把握して製品化させる能力を持っている。この二人が繰り広げる熾烈な争いがドラマを導いて行く。
これに大統領補佐官になる野望を成就させるために生きてきたドンヨン(チュ・ジンモ)、ダイビング講師として目標もなく人生を生きるが愉快な性格のビン(チョン・ジョンミョン)がドミを同時に愛するようになり、三角関係に発展する。
制作陣は「『ファッション70s』の背景になる時代はそれ程まで重くもなく暗くもない。ドラマに描かれる60~70年代と上流社会は近世を背景にしたヨーロッパ映画より美しく描かれるだろう」と説明した。演出は『茶母』を手がけたイ・ジェギュ、シナリオは『グッキ』『黄金時代』といった新感覚のドラマを手がけて注目されたチョン・ソンヒが担当した。
最近、地上波テレビ局の露骨な間接広告が問題となっているが、『ファッション 70s』もまた、某アパレルメーカーが共同制作社として参加しており、放送開始前から懸念されている。『ファッション70s』の金鐘学(キム・ジョンハク)プロダクションは、10日に配布した報道資料にこのアパレルメーカーについての説明を付け加えた。
チェ・スンヒョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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