顔が半分になった。あごは女性より細長くなり、肌も荒れている。それでも以前よりも大きく見える目は輝いていた。
最近、京幾(キョンギ)道・一山(イルサン)のSBS制作センターでインタビューした高洙(コ・ス)は「初めてです。体重が撮影に入ってから8キロも痩せました」と苦労した日々を間接的に表現した。今の体重は60キロを少し超える程度だ。
どの作品も重要だが、映画『SOME』やドラマ『男が愛する..
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顔が半分になった。あごは女性より細長くなり、肌も荒れている。それでも以前よりも大きく見える目は輝いていた。
最近、京幾(キョンギ)道・一山(イルサン)のSBS制作センターでインタビューした高洙(コ・ス)は「初めてです。体重が撮影に入ってから8キロも痩せました」と苦労した日々を間接的に表現した。今の体重は60キロを少し超える程度だ。
どの作品も重要だが、映画『SOME』やドラマ『男が愛する時』でインパクトある演技を見せたにも関わらず、注目を集めることができなかっただけに、今回出演するSBSドラマ『グリーンローズ』は高洙にとって特別な意味を持つ。
「先行き不安じゃないか」と聞いた。初回の視聴率が14%台にとどまったからだ。すると高洙は「なぜですか?」と問い返した。
デビューして以来、今までどんなに大変な撮影シーンでも弱音を吐かなかった高洙が今回は「大変だ」と吐露する。『男が愛する時』に出演後、一呼吸も入れずに今回の出演を決め、最初に撮ったシーンが山での遭難シーンだった。このため山を何度も上り下りした。しかも、イ・ダヘを背負ってだ。
タイトなスケジュールが高洙の口から次々と飛び出す。「その後、すぐに中国の上海に行って半月の間、毎日2~3時間の睡眠で撮影する強行軍を続けました。帰国後には火事のシーンが待っていました。韓振煕(ハン・ジニ)さんを背負って火の中から脱出するシーンを12時間かけて撮りました」。
このシーンの撮影直後に制作発表会が行われ、高洙はほとんど放心状態でインタビューに応じた。「咳をしたら真っ黒な唾が出てきました。息が詰まって死ぬかと思いました」。我慢強い高洙がこれだけ言うのだから本当に苦労したのだろう。
高洙は続けて「これ以上に辛いのは、せっかく苦労して撮影したシーンが編集でカットされる時」と打ち明けた。『グリーンローズ』で高洙は、ほぼすべてのシーンに登場する。それだけ撮影量も多い。
高洙は『グリーンローズ』で極限の感情を毎回演じている。イ・ダヘの愛情に幸せなのも束の間。殺人の濡れ衣をきせられて刑務所に入れられ絶叫するシーン、無実と怒りに満ちた表情、母親の自殺によって無残に崩れる心など、表現の難しい感情を完全に移入している。このために体重が大幅に減ってしまった。
死闘のような過酷なスケジュールをこなす高洙にエールを送るように、多くの視聴者が『グリーンローズ』を支持している。第3、4話の視聴率が上昇曲線を描いて18%台に突入するなど、順調に前進し続けている。同ドラマホームページの掲示板には、高洙の演技に対する絶賛の言葉が相次いでいる。
こうした反応に高洙は27日の深夜1時に「ジョンヒョンの母親が見せた愛情こそが世の中すべての母親の愛でした。皆で親孝行をしましょう」というメッセージと共に自身が撮った写真を掲載した。
高洙は中国からチャン・ジュンウォンに変身して帰国してからを心配している。 「外見に変化を与えなければならないが、どうすればいいか分からず悩んでいる」と言う。
インタビューの最後まで自分の役柄、視聴率の重圧、ストーリー展開などについて質問をしようとすると、その度に「ともかく見てください。一度見れば分かるのに、なぜ質問するんですか?」という言葉を繰り返した。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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