中国の新華通信は最近、中国で人気の『見てまた見て』(日本タイトル『もう一度逢いたい』)、『Loving You』といった韓国ドラマが、深夜や昼の時間帯に放送されながらも高視聴率をマークしている理由を分析した。
新華通信は先ず第一に『見てまた見て』のチャン・ドゥイ監督の言葉を引用して「韓国ドラマには自分の感情をストレートに表現する韓国の民族的情緒の他に儒教的思想が深く関係している」と分析した。..
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中国の新華通信は最近、中国で人気の『見てまた見て』(日本タイトル『もう一度逢いたい』)、『Loving You』といった韓国ドラマが、深夜や昼の時間帯に放送されながらも高視聴率をマークしている理由を分析した。
新華通信は先ず第一に『見てまた見て』のチャン・ドゥイ監督の言葉を引用して「韓国ドラマには自分の感情をストレートに表現する韓国の民族的情緒の他に儒教的思想が深く関係している」と分析した。
韓国ドラマには確かに目上を敬う礼節や大家族で暮す生活方式など、東洋の伝統文化が色濃く描かれている。
しかし、家庭を素材にしたこうしたドラマには中国にも多く、特に中国ドラマはテンポが速い上に伝統文化が感じられる要素まであることから、韓国ドラマを超えられない理由がより奥深い所にあると新華通信は分析した。
家庭を素材にした中国ドラマ『結婚10年』の 高希希監督は、視聴者が普段の家庭での生活とブラウン管を通して見る生活を同一視してその中に入り込んで行くという。
高監督は韓国ドラマがこうした点を絶妙に備えているため視聴者を引き付けていると付け加えた。ドラマを通じて自分を振り返ることができ、嫁姑の関係で気を付けるべき点や韓国の伝統料理の方法なども自然に学ぶことができ、実生活の役に立つという。
中国ドラマのように激情的なストーリーではないが、登場人物を日常と重ね合わせて視聴者との距離感を自然に縮めた点も韓国ドラマが中国で人気を集めている秘訣の一つに挙げた。
新華通信はこの他にも、わいせつなシーンも登場せず、家族全員が安心して見られる点や挿入歌や台詞も中国人の情緒と大きな違いがない点などを挙げた。
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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