「目で感じる力が尋常ではなかった」
12日に公開される映画『風のファイター』(梁允豪(ヤン・ユンホ)監督、アイビジョンエンターテインメント制作)のハイライトとなるエンディングシーン。
葦が鬱蒼と生い茂る武蔵野平野のEャシーンで崔倍達(チェ・ペダル/本名:崔永宜(チェ・ヨンイ)/日本名:大山倍達/1922~1994)と最後の対決をする加藤役を演じた日本人俳優の加藤雅也は、相手役の梁東根(ヤ..
続き読む
「目で感じる力が尋常ではなかった」
12日に公開される映画『風のファイター』(梁允豪(ヤン・ユンホ)監督、アイビジョンエンターテインメント制作)のハイライトとなるエンディングシーン。
葦が鬱蒼と生い茂る武蔵野平野のEャシーンで崔倍達(チェ・ペダル/本名:崔永宜(チェ・ヨンイ)/日本名:大山倍達/1922~1994)と最後の対決をする加藤役を演じた日本人俳優の加藤雅也は、相手役の梁東根(ヤン・ドングン)に大きな拍手を送った。梁東根が生きた眼差しで崔倍達を熱演したということだ。
加藤はブルック・シールズ主演の『セブンスフロア』、『クライング・フリーマン』など、海外の映画を中心に活躍している俳優だ。
主にハリウッド映画に出演してきた加藤は、今回が韓国映画初出演となった。慣れない極真空手の演技で特に足蹴りのシーンが最も苦労したという加藤は、撮影をしながら“韓国映画の力”を体で感じたという。
「カメラワークや照明、カットの分割だけでなく、撮影機材自体が日本とは比較にならないほどに充実していた。韓国映画がハリウッドのシステムに近いようだった」と絶賛した。
韓国人の自国映画に対する愛着についても羨ましさを感じるという加藤は「非常に韓国的なものもよいが、出演者の国籍も多様化させ、素材も同様に海外のものを思い切って取り入れてこそ、世界中の人々に少しでも韓国映画をアピールすることができるだろう」と助言も忘れなかった。
『スポーツ朝鮮/ナム・ジョンソク記者 bluesky@sportschosun.com 』
スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com