【シネマレター】カンヌで立ち見した『誰も知らない』

2004/05/24 16:00

 第57回カンヌ国際映画祭の取材のためにフランスのカンヌへ向かう前、一番観たかった作品は日本人監督、是枝裕和の『誰も知らない』と香港の監督、ウォン・カーウァイの『2046』でした。  『2046』と違って『誰も知らない』は国内での公開も未定なだけに尚更でした。『ワンダフルライフ』『幻の光』『DISTANCE/ディスタンス』を手がけた是枝裕和が、私が好きな映画監督の中の一人でもあるからです。  ..

続き読む