ヤクザ物が横行した映画界に「家族映画」ブームが巻き起こっている。
今月5日に『孝子洞理髪師』が公開されたのに続き、『人魚姫』が6月の公開を控えている。
『孝子洞理髪師』は平凡な町の理髪師、ソン・ハンモ(宋康昊(ソン・ガンホ)扮す)が突然、大統領の理髪師に抜擢されて彼と家族たちに起るエピソードを描いた映画。
ソン・ハンモの息子、ナクアンは下痢をしたせいでスパイ容疑にかけられて拷問にまで..
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ヤクザ物が横行した映画界に「家族映画」ブームが巻き起こっている。
今月5日に『孝子洞理髪師』が公開されたのに続き、『人魚姫』が6月の公開を控えている。
『孝子洞理髪師』は平凡な町の理髪師、ソン・ハンモ(宋康昊(ソン・ガンホ)扮す)が突然、大統領の理髪師に抜擢されて彼と家族たちに起るエピソードを描いた映画。
ソン・ハンモの息子、ナクアンは下痢をしたせいでスパイ容疑にかけられて拷問にまで遭い、父親は体が不自由になった息子のために全国の実力派議員の元を訪ね回って涙ぐましい努力を見せる。
激動の韓国の現代史を背景に哀切な親子の愛情を描いたこの映画は、公開直後から好評を博して観客動員数を爆発的に伸ばしている。
一方の『人魚姫』は母子間の愛情を描いた映画。
銭湯で垢すりの仕事をする“肝っ玉母ちゃん”を恥ずかしく思っていたナヨン(全度妍(チョン・ドヨン)扮す)。ある日、二十歳の頃の母親(全度妍(チョン・ドヨン)扮す)が住む時空間に迷い込み、そこで母親の初恋を目にして再び母親のことを心から理解するといったストーリー。
「“肝っ玉母ちゃん”にも初恋の時があったのか」と思っていた娘たちは『人魚姫』を観て母親との距離を再び戻すだろう。
家族という素材と共に笑いや感動を同時に伝えるといった共通点を持つヒューマン映画の登場は、索莫としていたスクリーンに温かい感情の風を吹き込んだ点でますます注目を集めている。
『スポーツ朝鮮/キム・ホヨン記者 allstar@sportschosun.com 』
スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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