非転向長期囚映画で11年振り忠武路復帰したホン・ギソン監督

2003/10/01 12:02

 社会劇は最も直説的に社会を反映する映画だ。『胸に芽生えた刃で悲しみを切って』(1992)で、除け者扱いされる疎外階層に注目したホン・ギソン監督(45)が、今回は非転向長期囚(韓国でスパイ罪などで摘発されたものの政治的転向を拒んできた長期囚)に視点を変えた。  ホン監督は転向を拒否して45年間の獄中生活を送った金ソンミョン氏を素材にした映画『選択』(10月24日公開)で、11年ぶりに忠武路(チュ..

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