ソウルの「瑞草(ソチョ)・沙里院(サリウォン)」は、良質の肉を比較的安い値段で満喫できる店。 　黄海(ファンフェ)道(現黄海北道)・鳳山(ポンサン)郡の沙里院に生まれたク・ブンイム(女性/1916～1980)さんは、糖尿病で苦労している夫のために、砂糖の入らないプルゴギを開発した。 　クさんは、肉につけるソースも12の果物や野菜から作っていた。これらのレシピを孫のナ・ソンユンさんが3代目の家..

　ソウルの「瑞草(ソチョ)・沙里院(サリウォン)」は、良質の肉を比較的安い値段で満喫できる店。 　黄海(ファンフェ)道(現黄海北道)・鳳山(ポンサン)郡の沙里院に生まれたク・ブンイム(女性/1916～1980)さんは、糖尿病で苦労している夫のために、砂糖の入らないプルゴギを開発した。 　クさんは、肉につけるソースも12の果物や野菜から作っていた。これらのレシピを孫のナ・ソンユンさんが3代目の家業として受け継いでいる。 　この店のメインメニューは「沙里院プルゴギ」(150グラム/1万7000ウォン)。薄く切ったロースに刻んだニンニクと摩り下ろした梨を少々振り掛ける。 　焼いた肉をリンゴ、レモン、パイナップル、キウイなどの果物や野菜汁で作った沙里院ソースにつけて食べるのがコツ。淡白でさっぱりした味が美味い。 　肉を食べた後は、冷麺(5500ウォン)、ビビン冷麺(5500ウォン)、田舎風ドェンジャン(韓国味噌)トゥッペギ(石鍋料理/5000ウォン)から一つを食事に選ぶことをお勧めしたい。特にビビン冷麺は、麺がサツマイモの澱粉で作られたためしっかりした歯応えがある。

　この店のもう一つの特徴は、肉の味に合わせた30余種のワイン備えているということ。 　また、最新装備の無煙ロースターを設置しているため、煙を気にしないで食事ができる。 　どの店もそうだが、ランチメニューを利用すれば、さらに充実感を味わえる。「ランチメニュー」(午前11時40分～午後2時)には2種類がある。 　セットA(1万5000ウォン)はプルゴギ(250グラム)に、沙里院冷麺、ビビン冷麺、ドェンジャントゥッペギのうち一つを食事に選べる。セットB(1万9000ウォン)はカルビ1人前(2枚)に食事選択。 　シンプルな食事をしたい人は、栄養カルビタン(鍋/7000ウォン)、健康野菜ビビンバ(7000ウォン)、石焼ビビンバ(6000ウォン)などがお薦め。 アクセス:地下鉄2号線江南(カンナム)駅の4番出口から出て、教育大学方向に50メートルほど歩いて左側の江南ビルを曲がるとすぐ。 ホームページ:www.sariwon.co.kr問い合わせ:(02)3474-5005

週間朝鮮=ソ・イルホ記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

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