女子中学生死亡事件に触発された反米感情の中、昨年12月31日に公開されたハリウッド映画『007/ダイ・アナザー・デイ』は、どの程度の影響を受けたのだろうか。
映画人会議の配給改善委員会は13日、『007/ダイ・アナザー・デイ』が12日現在、全国で58万2620人(ソウル17万2620人)の観客を動員したと明らかにした。
先週末(11、12日)のソウルの観客動員数を基準にした観客動員ランキ..
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女子中学生死亡事件に触発された反米感情の中、昨年12月31日に公開されたハリウッド映画『007/ダイ・アナザー・デイ』は、どの程度の影響を受けたのだろうか。
映画人会議の配給改善委員会は13日、『007/ダイ・アナザー・デイ』が12日現在、全国で58万2620人(ソウル17万2620人)の観客を動員したと明らかにした。
先週末(11、12日)のソウルの観客動員数を基準にした観客動員ランキングは9位で、先々週の5位に比べ4ランクダウンした。上映館数は公開時の40館から先週末には半数以下の17館に減少した。
国内配給元の「20世紀フォックスコリア」の関係者は「007シリーズがこれまで韓国での興行が今ひとつだったことを考慮すれば、『ダイ・アナザー・デイ』の観客数の推移は善戦といえる」としながら、「ライバルの『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』など他の映画に押されただけで、“007ボイコット”キャンペーンによる影響はほとんどない」と述べた。
また「99年に公開された『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』が記録したソウルの観客動員数37万5500人は達成するだろう」と見通した。
これに対し“007ボイコット”キャンペーンを展開している統一連帯の関係者は「私たちのキャンペーンと国民の間に一般的に広がっている反米感情が相乗効果を生み、“007ボイコット”に直結した結果」としながら、「週末毎に映画館前でキャンペーンを続ける予定のため、恐らく今週末以降は『ダイ・アナザー・デイ』を上映する劇場は激減するだろう」と主張した。
廉康洙(ヨム・カンス)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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