朴チョンヒョンの笑顔は本当に魅力的だ。繊細な音色と歌唱力に関する限り“最高のテクニシャン”として認められるトップスターだが、売れっ子によくありがちな“壁”が感じられない。自信に溢れ、正直でありながらも謙虚で人間的な魅力で一杯だ。
朴チョンヒョンの愛称は“R&Bの妖精”。デビュー以降、透明感溢れる甘美なR&Bバラードをメインに歌ってきたからだ。そんな彼女が約1年6カ月ぶりに4thアルバム『op..
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朴チョンヒョンの笑顔は本当に魅力的だ。繊細な音色と歌唱力に関する限り“最高のテクニシャン”として認められるトップスターだが、売れっ子によくありがちな“壁”が感じられない。自信に溢れ、正直でありながらも謙虚で人間的な魅力で一杯だ。
朴チョンヒョンの愛称は“R&Bの妖精”。デビュー以降、透明感溢れる甘美なR&Bバラードをメインに歌ってきたからだ。そんな彼女が約1年6カ月ぶりに4thアルバム『op.4』をリリース、タイトル曲の『夢に』は新たな衝撃を与える。
導入部分に国楽器・小金の演奏を取り入れ、荘重なニューエイジ・ロックサウンドとコーラスを迫真あふれるサウンドに展開させた5分37秒の大作。息づかいのように繊細な音色からパワー溢れるシャウトまで、曲の流れによって歌声を使い分ける朴チョンヒョンの歌唱力は一品だ。
「アルバムをリリースする度に『変わりたい』って思います。全体的にドラマチックにスケールを育て、フィーリングの異なったさまざまな曲を収録しました。多様なスタイルの“歌”にチャレンジしたので満足しています」
朴チョンヒョンのこうした試みは今に始まった訳ではない。前作の3rdアルバム『Naturally』でも強烈なロックボーカルを駆使した『元気出して!!!』を披露し、『嫌』でアシッドジャズの曲も歌った。女性R&B歌手としてトップの座を誇る彼女が敢えて変身をはかる理由を問うと、「一つのジャンルに縛られるのが嫌だから」と言う。
「完全に変わってしまったって言われそうで心配もしました。でも、全ての人を満足させる歌を歌うことはできないと思います。もう少し発展さケようと思ってのことで、ファンも理解してくれるだろうって信じました」
在米韓国人の朴チョンヒョンは現在、米アイビーリーグの名門コロンビア大学で英文学を専攻する才女。
「音楽活動のために、なかなか学校に通うことが出来なかったので、まだ3年生です。何事においても慎重で、失敗することを先に考えてしまう性格ですが、ローリングストーンズやボブ・デュランのように、声と世の中が変わってもいつまでも音楽を続けられればと思います」
2002ワールドカップのローカルアルバムに韓国代表歌手として参加した朴チョンヒョンは28日、東京でオフィシャルコンサートに参加、30日の決勝戦の特別舞台にも出演し、帰国後、本格的な国内活動に入る計画だ。
権赫鐘(クォン・ヒョクチョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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