写真=『身元不明(BABY DOE)』より

 【Pickcon】女優イ・ナヨンが短編映画『身元不明(BABY DOE)』に出演する。 『身元不明』は、システムによって名前を失い、幽霊のように生きてきた子どもたちの物語を通じて、人間という存在の尊厳、アイデンティティの重要性を深く掘り下げた作品。【写真】
イ・ナヨン、本当に46歳? 相変わらずの童顔&驚くべきスタイル

 イ・ナヨンは、連続失踪事件の黒幕とされる子ども犯罪組織「黄色い羊の群れ」のリーダー、シェパードとそれを追う刑事ジニという、同じ過去を共有しているがそれぞれ異なる運命を選択した、一人二役を熱演する。 何よりも注目されるチョ・ヒス監督とのタッグも興味深い。韓国芸術総合学校美術院造形芸術科とドイツ・シュトゥットガルト国立造形美術大学で美術を専攻したチョ・ヒス監督は『ザ・ダイバーズ』『トライアスロン』など、感性的で独創的な作品を相次いで発表し、高く評価されてきた。

 チョ・ヒス監督は「自分のアイデンティティを解体する勇気を持った俳優だけが、二人の人物の境界を越えられると思った。最初のミーティングでイ・ナヨンさんが『わたしを身元不明の顔にしてほしい』と言ったとき、監督としてわたしの選択は間違っていなかったと直感したし、イ・ナヨンさんでなければならなかった」と人並みならぬ信頼をあらわにした。 イ・ナヨンもまた、出演を決めた理由について「普段から短編、独立映画にとても関心があった。シナリオをもらい、悩むことなく出演を決めた。女優として意義深く、楽しい作業だった」と語り、作品への期待を高めている。

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