エンタメニュース
防弾少年団SUGAが50億ウォン寄付、セブランス病院にミン・ユンギ治療センターオープン
人気グループ防弾少年団(BTS)のメンバー、SUGA(本名ミン・ユンギ、32)からの寄付金50億ウォン(約5億2540万円)でセブランス病院に設立されたミン・ユンギ治療センターが、9月30日にオープンした。ミン・ユンギ治療センターでは自閉スペクトラム症を患う小児青少年を対象に、芸術療法による治療を行う。 セブランス病院はこの日、ソウル市西大門区にある病院のジェジュン館1階で、ユン・ドンソプ延世大学総長、クム・ギチャン延世医療院長、キム・ヨンジク韓国自閉人愛協会長らが出席する中、オープニングセレモニーを開催したと発表した。センター長は、セブランス病院小児精神科のチョン・グナ教授が務める。【写真】
BTS・SUGA、実兄の結婚式出席…胸アツ祝辞から熱いハグまで
SUGAは今年6月、自閉スペクトラム症を患う小児青少年の治療と社会的自立を助ける治療センター設立のため、50億ウォンを寄付した。これは、延世医療院への芸能人の寄付金としては歴代最高額だった。 この寄付金で設立されたミン・ユンギ治療センターには言語・行動治療のための治療室や音響・防音施設が完備された音楽・社会性集団治療室が設けられた。保護者待機スペースには、自閉スペクトラム症を患う画家イ・ギュジェの作品も展示される予定だ。 ここではSUGAとセンター長のチョン・グナ教授が音楽を治療に結び付け、開発した社会性集団プログラム「MIND=Music, Interaction, Network, Diversity」が実施される。SUGAは昨年下半期から今年上半期にかけてチョン・グナ教授とともに、自閉症を患う子どもたちのための音楽ボランティア活動を行ってきた。 また、センターでは小児精神科専門医や音楽・言語・行動治療士、臨床心理士らで構成された専門チームによるオーダーメード型統合治療も提供される。センターは今後、音楽だけでなく美術や体育など、さまざまな芸術活動とも結びつけてプログラムを発展させ、それに関連する専門家も養成するほか、臨床研究や学術発表も推進する予定だという。 セブランス病院は今後、センター運営プログラムの専門化および需要増加などに合わせ、施設を拡張移転する計画だ。