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ポン・ジュノ監督「尹大統領の非常戒厳宣布、想像もできなかった…SF映画より超現実的」

【NEWSIS】新作映画『ミッキー17』の封切りを控えているポン・ジュノ監督が、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の非常戒厳宣布にともなう弾劾政局に当惑していることを告白した。 ポン・ジュノ監督は9日に放送されたJTBCのニュース番組『ニュースルーム』とのインタビューで、最近の弾劾政局について、「どんなSF映画よりも超現実的なことが起こった」と語った。◆【写真】ポン・ジュノ監督、新作『ミッキー17』記者懇談会に出席
「私が小学校4・5年生だったのが1979-80年でした。映画『ソウルの春』に出ていたあの時代です。今は記憶がはっきりしませんが、戒厳令に関する記憶はあります」と当時を振り返った。 その後、40年以上の歳月が過ぎたが、自身が生きている間に再び戒厳が宣布されるとは、本当に想像もできなかったと打ち明けた。 ポン・ジュノ監督は「すごく荒唐無稽(むけい)で衝撃的でしたが、『ミッキー17』でご一緒した海外の俳優たちや、一緒に仕事をしてきたプロデューサーなどの方々もとても戸惑ったのか、私に『大丈夫? いったいどういうこと?』とメッセージやEメールをたくさん送ってきました」と非常戒厳宣布時の状況を説明した。 そして、「BTS(防弾少年団)、BLACKPINK(ブラックピンク)、ロゼの『APT.(アパトゥ)』は今週何位? などと話していた時、急に非常戒厳が宣布されましたので…。本当に戸惑うしかない出来事でした」と言った。 また、「非常戒厳が宣布された日は家にいましたが、友人たちからメッセージが来て知りました。(ニュースを)見ても、現実感があまり湧いてきませんでした」とも話した。 さらに、「このほど(米国での架空の内戦を描いた)『シビル・ウォー アメリカ最後の日』という米国映画も公開されたそうですが、本当にあまりにも当惑する瞬間でした」と言った。 ポン・ジュノ監督は尹大統領の非常戒厳宣布直後、「尹大統領を罷免せよ」という映画関係者の緊急声明文発表に名を連ねた。
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