2023年3月27日、ソウル市麻浦区のソウル警察庁麻浦庁舎に出頭し、麻薬使用容疑に関する聴取を終え、報道陣の質問に答える俳優ユ・アイン=本名:オム・ホンシク=現被告(37)。写真=News 1

 ソウル竜山警察署は25日、俳優ユ・アイン=本名:オム・ホンシク=被告(37)を同性に対する性的暴行容疑で立件したと発表した。ユ・アイン被告は今月14日、ソウル市竜山区のオフィステル(住居兼オフィス物件)で寝ていた男性(30)に性的暴行を加えた容疑が持たれている。韓国の現行法上、同性に対する性的暴行は類似強姦(ごうかん)罪が適用される。◆【写真】ユ・アイン、スマートなスーツ姿で7回目の公判に出廷

 男性は事件当日の午前6時から午後4時までオフィステルで寝ていたが、自身が性的暴行の被害を受けたことを目が覚めてから気づき、翌日警察に告訴状を提出したという。このオフィステルはユ・アイン被告や男性の所有ではなく第三者の住居で、事件当時、現場には別の男性もいたとのことだ。警察は、常習麻薬使用で起訴されて裁判を受けているユ・アイン被告が同日も麻薬を使用して犯行に及んだ可能性についても捜査している。 ユ・アイン被告は2020年9月から2022年3月までプロポフォールを違法に181回使用したほか、2021年5月から2022年8月まで他人名義で睡眠薬を違法な処方により購入したとして、裁判を受けている。検察は今月24日、ユ・アイン被告に対して懲役4年、罰金200万ウォン(約22万円)と追徴金154万ウォンを求刑した。ユ・アイン被告側は24日の最終弁論で、「うつ病や不安障害、不眠症などで苦しんでおり、精神健康医学科でも入院や睡眠麻酔剤の服用を勧められた」として、善処を訴えていた。

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