【NEWSIS】大手芸能プロダクションHYBEと傘下レーベルADORのミン・ヒジン代表が、経営権乗っ取り、内部告発などをめぐって泥沼の争いを繰り広げている中、ミン・ヒジン代表の記者会見が注目を集めている。 ミン・ヒジン代表が25日、HYBEが提起したさまざまな疑惑について反論した後、一部で同情の声が上がっている一方、見慣れないという反応も出ている。◆【写真】記者会見に出席したミン・ヒジンADOR代表

 インターネット上で「ナ・フナ以来、最高の記者会見」という反応が見られることから分かるように、話題性の面で、ミン・ヒジン代表は自分に対する関心を呼び起こした。一部のシーンはミームとなってインターネット上に広まり、ミン・ヒジン代表の記者会見動画にビートを挿入し、まるでミン・ヒジン代表をラッパーのように描写した動画もある。 今回の記者会見が最初で最後の機会になりそうだとし、背水の陣で臨んだミン・ヒジン代表は、思い切ってパン・シヒョクHYBE議長、パク・チウォン代表を攻撃するような言葉を次々と発した。 パン・シヒョク議長が2022年、LE SSERAFIM、NewJeansなどHYBEの女性アイドルグループを売り出す前、大人気を集めていたSMエンターテインメント所属の女性アイドルグループaespaについて「踏みつけられるでしょう?」と言った内容を含む、ミン・ヒジン代表とやり取りしたチャットアプリ「カカオトーク」のトーク内容を公開したほか、NewJeansがHYBEで不当な扱いを受けていたと主張するなど、赤裸々に暴露した。 また、HYBE側が自分について「呪術経営」していると主張していることをめぐり、「わたしのもともとの知人で巫俗人(シャーマン)だ。知人に巫俗人がいてはいけないのか」と反論した。HYBEが巫俗人にまで言及し、自分を追い出そうとしているのではないかと主張するミン・ヒジン代表は、知人に防弾少年団(BTS)の入隊について尋ねたことについて「母親のような気持ちで、自分の子どもだと思っていた。防弾少年団はエースではないか。エースがいない状況でわれわれが活動することがPRポイントになるのか尋ねたもの」と説明した。

 フォトカードの抱き合わせ販売、マルチレーベル問題など、K-POP産業や構造に対する指摘に、一部のK-POPファンたちはすがすがしいとの反応を示している。 この日、ミン・ヒジン代表が着ていた日本のファッションブランドのボーダー柄Tシャツ、かぶっていた米大リーグのロサンゼルス・ドジャースのキャップは、韓国国内の一部サイトで品切れ状態になっている。ミン・ヒジン代表が普段からよく着ているスタイルで、着飾っていないという反応もあれば、TPOをわきまえていないという反応もみられる。 ミン・ヒジン代表はNewJeansを大切に思う気持ちが強く、これまで公の場で打ち明けられなかった悔しさをあらわにすることはできたが、今回の記者会見に対する否定的な評価もある。 特に、分別がなく、乱暴な言葉をたびたび使った点はやや度が過ぎると指摘されている。また、感情に振り回される姿を見せた点も、リーダーとしては弱みを握られる恐れがある、と指摘する声も上がっている。

◆ミン・ヒジン代表「NewJeansが『今はドラマを撮っていると思って』と私を慰めてくれた」◆ミン・ヒジンADOR代表「HYBEが私を裏切った…いい仕事をした罪しかない」◆HYBE「ミン・ヒジン代表はADORの経営めぐりシャーマンからアドバイスを受けていた」

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