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ユーチューブのなりすましアカウントに困惑 BTS・Vも
【ソウル聯合ニュース】K―POPアーティストにとっても重要なツールの一つとなっている動画投稿サイト「ユーチューブ」で問題が生じるケースが相次いでおり芸能事務所が頭を抱えている。 芸能関係者によると、韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)のV(ブイ)が今月15日にリリースした新曲「FRI(END)S」を活用したショート動画を作成可能なページがこのほどユーチューブに開設されが、そのページにファンが作成した「なりすましアカウント」が記載されていたため問題が生じた。事情を知らないユーザーはなりすましアカウントに誘導される可能性がある。問題のなりすましアカウントは1日で登録者数が急増する「恩恵」を受けた。22日午前時点でこのアカウントは見えなくなっている。 しかし、ネット上では「所属事務所がなりすましアカウントをPRしたようなものだ」と批判の声が相次いで上がった。 これについて芸能関係者は「アーティストのトピックチャンネルはユーチューブのアルゴリズムによって自動生成されるため芸能事務所が生成を要請したり、修正したりすることができない。アルゴリズムによって自動生成された後、定期的にアップデートされる」と説明。ユーチューブのシステム上の問題であり、今回のVのなりすましアカウントの問題と似たようなケースがこれまでいくつもあったという。そのたびに芸能事務所はユーチューブに修正を要請したが、実際にシステムに反映されるまでにはかなりの期間を要した。 ある芸能事務所はユーチューブ側に持続的に修正を求めたが「解決に長い時間がかかる」との返事があったという。 結局、なりすましアカウントが数十万の登録者と再生回数を獲得し、芸能事務所は所属アーティストにとって重要な新譜リリース時のPRのタイミングを逃してしまうことになる。 今月初め、韓国の人気ガールズグループ、IVE(アイブ)は登録者数が300万人を超えるユーチューブ公式アカウントがハッキングされる被害に遭った。 一方、韓国歌手のMOVNING(モブ二ング)の公式アカウントは昨年6月に登録者数が1日で2430万人増加するというハプニングに見舞われた。その後、登録者数は正常化された。 芸能関係者は「ユーチューブのシステム改善が必要とみられる部分だ」と指摘している。