【NEWSIS】ソウル市江南区の風俗店従業員の女と共に俳優の故イ・ソンギュンさん(48)を脅迫し、金品をゆすり取った疑いで事前拘束令状が請求されていた20代の女がメディアの前に姿を現した。 28日午後1時30分ごろ、恐喝の疑いが持たれている20代の女が、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)に出席するため警察の護送車で仁川市弥鄒忽区の仁川地裁に到着した。◆【写真】イ・ソンギュンさんを脅迫した疑い…拘束前尋問に出席した容疑者

 容疑者は黒い服で顔を隠し、子どもを抱いたまま令状実質審査場へと歩いて移動した。 容疑者は取材陣の「イ・ソンギュンさんを脅迫したことを認めますか」「薬物容疑で脅迫したんですか」「故人となったイ・ソンギュンさんに向けておっしゃりたいことはありませんか」「なぜ逃げたんですか」などの質問には一切答えなかった。 容疑者の身柄を拘束するかどうかの結論は、28日午後遅くに出る予定だ。 これに先立ち、容疑者の令状実質審査は26日午後2時30分から仁川地裁令状専担裁判部の李揆薫(イ・ギュフン)部長判事の審理で開かれる予定だったが、容疑者が出席しなかったことから28日に延期されていた。 警察は容疑者との連絡が途絶えたことを受けて所在把握に乗り出し、拘束令状と共に発布を受けた拘引状を執行して容疑者の身柄を確保した。 容疑者は風俗店従業員の20代の女と共謀し、イ・ソンギュンさんを脅迫して3億5000万ウォン(約3830万円)をゆすり取った疑いが持たれている。イ・ソンギュンさんは風俗店従業員の女に3億ウォン(約3280万円)、この容疑者に5000万ウォン(約550万円)を渡したといわれている。 これに先立ちイ・ソンギュンさん側は、二人から継続的に恐喝と脅迫を受け、3億5000万ウォンをゆすり取られたとして警察に告訴状を提出した。しかし風俗店従業員の女は「身元の分からない人物に私も脅迫された」と主張しているという。

 イ・ソンギュンさんは27日午前、ソウル市内の公園で、車の中で死亡しているのが発見された。祭壇はソウル市鍾路区のソウル大学病院葬儀場1号室に設けられた。喪主は妻で女優チョン・ヘジンが務める。

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