【ソウル聯合ニュース】韓国の俳優イ・ビョンホン主演のパニック映画「コンクリートユートピア」(原題)が、来年3月の第96回米アカデミー賞の国際長編映画賞に出品される。配給会社のロッテエンターテインメントが18日までに伝えた。 出品作の審査を行った韓国映画振興委員会は、同作を選んだ理由について「富を象徴する最も韓国的な素材であるマンションで生き残ろうとする普通の人々が登場する」として、2020年のアカデミー賞で作品賞など4冠に輝いたポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」で見いだされた「階級」という問題を扱っていると説明した。 アカデミー賞の国際長編映画賞には1国当たり1作しか出品できない。昨年はパク・チャヌク監督の「別れる決心」が選ばれた。 「コンクリートユートピア」は、大地震により廃墟となったソウルで唯一崩壊を免れたマンションに集まった生存者が繰り広げる物語を描いた。入居者代表を演じるイ・ビョンホンをはじめ、パク・ソジュン、パク・ボヨン、キム・ソニョン、パク・ジフ、キム・ドヨンなど演技派俳優が勢ぞろいした。 韓国で9日に公開された同作は観客動員数220万人を突破し、ヒットを続けている。カナダのトロント国際映画祭、スペインのシッチェス・カタルーニャ国際映画祭など、世界的な映画祭にも招待された。

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