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「原爆被害を軽く捉えている」として炎上…映画『バービー』の合成画像めぐり配給会社が謝罪
【NEWSIS】映画『バービー』のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)公式アカウントが、原爆投下を連想させるイメージに「忘れられない夏になる」と同調し、批判を受けたことをめぐり、配給会社が謝罪した。 米紙ニューヨーク・タイムズや英国BBCなど外信が1日(現地時間)報じたところによると、『バービー』の日本の配給元であるワーナーブラザースジャパン合同会社は前日に立場を表明し、「ファンのSNS投稿に対し行われた、アメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、本社にしかるべき対応を求めています」とした上で「この配慮に欠けた一連の反応について、不快な思いをされた方々には、お詫び申し上げます」と謝罪したという。
米国で7月21日に公開された映画『バービー』は、同日公開の映画『オッペンハイマー』とともに人気を集めている。インターネットで「バーベンハイマー(Barbenheimer、バービー+オッペンハイマー)」という新造語とともに、映画の登場人物を合成したイメージが広まり、日本で物議をかもした。 該当のイメージは、原子爆弾を開発したロバート・オッペンハイマーがバービーを肩に乗せており、背景は原子爆弾により火の海と化した街を思わせる。さらに、『バービー』の主人公の髪形をキノコ雲のように加工したイメージもある。これについて『バービー』のSNS公式アカウントでは「忘れられない夏になる」とハートの絵文字付きでリプライし、日本で批判が相次いだ。原子爆弾を思わせる投稿に好意的な反応を示したことから、日本では「公式が便乗するのはいけない」「失望した」「被害者感情を軽視している」など、批判の声が続出した。 なお、映画『バービー』は日本で8月11日公開予定。『オッペンハイマー』の公開時期は未定だ。