【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループ、BTS(防弾少年団)のデビュー10周年を記念する「BTS 10TH ANNIVERSARY FESTA」のメインイベントが17日、ソウルの汝矣島漢江公園一帯で開催され、外国人ファン12万人を含む計40万人が訪れた。人混みによる雑踏事故の対策も取られ、気温30度を超える暑さの中、大きな事故もなく記念イベントは無事終了した。

 会場には日よけのテントや医療センターが設置された。日本から訪れた40代の女性は強い日差しに照らされて倒れ、救急車内でしばらく安静にしていた。この日はファンやスタッフ計約140人が頭痛などを訴えて医療センターを訪れた。センターで必要な処置を受け、病院に搬送された人はいなかった。 連れ立って訪れた10代の女性ファン2人は日焼けした顔を輝かせ「ユンギ(メンバーのSUGA)のために必死の覚悟で耐えています」と笑った。

 午後5時にはBTSリーダーのRM(アールエム)が登場し、「午後5時、キム・ナムジュン(RMの本名)です」と題した特別コーナーでファンと対面。会場の雰囲気は最高潮に達した。 午後8時半からはBTSのデビュー10周年を記念する花火ショーも盛大に行われた。

 一方、この日夜には世界的人気歌手ブルーノ・マーズの9年ぶりの来韓公演もソウル・蚕室総合運動場のオリンピック主競技場で開かれ、5万人が熱狂した。18日の公演と合わせ計11万人を動員する見通しだ。 このほか蚕室周辺ではガールズグループの(G)I-DLE(ジー・アイドゥル)、MAMAMOO(ママム)もそれぞれコンサートを開催。蚕室野球場ではプロ野球の試合が行われ、この日は計50万人がソウルで文化・スポーツを楽しんだことになる。 ソウル市は主催者側と共同で会場に合同状況室を設置。警察も主催者側のスタッフと合わせ計2000人を配置し、事故に備えた。周辺道路もイベントに合わせて交通規制が行われた。

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