【NEWSIS】男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のJUNG KOOK(ジョングク)が置き忘れた帽子を拾得し、中古品売買サイトで販売しようとした疑いが持たれている元韓国外交部(省に相当)職員に、罰金刑の略式命令が下された。 韓国法曹界によると、ソウル中央地裁は先月28日、横領の罪で起訴されたこの元職員に、罰金100万ウォン(約10万円)の略式命令を下した。検察は元職員を略式起訴し、同額の罰金刑を求刑していた。

 略式命令とは、裁判を開かずに罰金・過料などの処分を下すことだ。略式命令を受けた当事者は、不服の場合、略式命令文を受け取ってから1週間以内に正式な裁判を請求することができる。 問題の元職員は2021年8月、ソウル市瑞草区にある外交タウンのイベント場で、ジョングクの帽子を拾得していたことが分かった。元職員はこの帽子を横領したとして起訴された。 元職員は昨年10月17日、中古品売買サイトにジョングクが使っていた帽子を出品し、1000万ウォン(約100万円)で販売するなどと書いていたことが分かった。元職員はこの書き込みの中で、BTSがパスポートを作るために旅券課を極秘に訪れた際、ジョングクが帽子を待合室に忘れていったと主張していた。 元職員の書き込みがインターネットで広まったため、警察は捜査に乗り出した。元職員は警察の捜査過程で容疑を認めた。ジョングク側は処罰を望まないとの意向を示したという。 その後、事件は検察に送致され、検察市民委員会を経て今年2月に元職員は略式起訴された。

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