韓国芸能事件簿
ユ・アイン「ひどく失望させてしまい反省している」 警察で12時間取り調べ
【NEWSIS】向精神薬プロポフォールやコカインなど、薬物を使用した疑いが持たれている俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク、36)が27日、「恥ずべきことでひどく失望させてしまった点、深く反省している」として頭を下げた。薬物使用疑惑が浮上した後、ユ・アインが自ら立場を表明したのは今回が初めてだ。 ユ・アインは同日午後9時17分ごろ、ソウル市麻浦区にあるソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊で取り調べを受けた後、報道陣に対しこのようにコメントした。 ユ・アインはこの日午前9時20分ごろ、被疑者として警察に出頭し、およそ12時間にわたり取り調べを受けた。 黒い上着を着て報道陣の前に立ったユ・アインは「薬物を使用したことを認めるのか」という質問に対し、「明らかにすることができる事実をそのまま申し上げた」とした上で「恥ずべきことで(声を震わせながら)このような場に立ち、これまで僕を愛してくださった多くの方々をひどく失望させてしまった点、深く反省している。申し訳ない」と震える声で答えた。 「警察の捜査でどのような質問を受けたのか」と尋ねられると、「マスコミで報じられている事件の経緯やそれに関連した質問を多く受けたのだが、僕が答えられる範囲でありのまま申し上げた」とした上で「逸脱した行為が誰にも被害を及ぼすことはないといった自己合理化の中で、誤った泥沼にはまってしまったようだ。立場を表明するのが遅くなった点、申し訳なく思っている」とコメントした。
そして「僕のことを見るのはとても不快だろうが、僕はこうした瞬間を通じて、これまで僕が生きてこられなかった、健全な時間を生きられる機会にしたいと思う」とした上で「失望させてしまい、本当に申し訳ない」と述べた後、あらためて頭を下げた。 その後、追加の質問には答えず、車に乗って現場を後にした。 ユ・アインはプロポフォールを常習的に使用したほか、大麻、コカイン、ケタミンなど4種類の薬物を使用した疑いが持たれている。 警察は当初、ユ・アインによるプロポフォール乱用疑惑に焦点を当てて捜査を進めてきた。食品医薬品安全処は、ユ・アインがプロポフォールを常習的に使用していたものとみられるとし、捜査を依頼していた。 食品医薬品安全処によると、ユ・アインは2021年の一年間、計73回にわたり、4400ミリリットル以上のプロポフォールを使用したという。これを基に、警察はユ・アインが昨年までに計100回以上、プロポフォールを使用したものとみている。 警察は先月5日、海外から仁川国際空港に到着したユ・アインの身体押収捜索令状を執行し、簡易尿検査を実施。国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼した。
◆【写真】麻薬使用容疑で警察に出頭したユ・アイン