【NEWSIS】女優チョン・ジョンソ(28)が、脊髄小脳変性症でこの世を去った父親について語った。 チョン・ジョンソは16日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に父親の遺影を投稿した。そして「わたしのデビューと同時に病気の診断を受けた父親を後に残し、今まで6年間演技をしながら、苦しい日が本当に多かった。長いトンネルのようだった時間、ときどきぼんやり天井を眺めながら何を感じたのか、わたしは推し量るすべがなく、悲痛だ」とした上で「体がすり減るほど父親を看病してきた母親と、そんな母親を震える手でどうにか抱きしめようとしていた父親の姿を通じ、本当の愛というものを数え切れないほど目の当たりにし、幼い娘の怒りを洗い流してくれた」とコメントした。

 「苦痛とは何なのか、人生で初めて感じている。沈む夕日も父親のように感じられる。父親は病んだ肉体をついに脱ぎ捨てたと思い、毎朝幼いわたしを学校に送るため車を運転していた父親の横顔や『わが娘ジョンソ、大好きだよ』と書いてくれた数多くの直筆の手紙。ひょっとしてわたしの傷になるのではないかと、一度も怒鳴ったことがない人。それでも、わたしにとても多くのことを教えてくれた人」 チョン・ジョンソは「生前、ずっとガラス玉のようにわたしに接していた、ばかみたいなわたしのお父さんへ。お父さんがいる場所に熱く叫ぶ」とした上で「お父さん、わたしはお父さんが本当に狂おしいほど大好きだったよ。お父さん、お疲れさまでした。尊敬しています。ずっと大好きです」と伝えた。さらに「これからは、やせてしまったお母さんをまた太らせ、お父さんが天国に昇っていくのを一緒に涙で祝福してくれたお一人お一人に感謝のあいさつを申し上げる。とても残忍な脊髄小脳変性症を患っているすべての患者の皆さんやご家族に敬意を表したい。この世のすべてのお父さんたちを応援しながら」とコメントした。 なお、チョン・ジョンソの父親は12日に亡くなった。チョン・ジョンソは一人娘で、交際中のイ・チュンヒョン監督(33)とともに弔問客を出迎えた。チン・ジョンソは来月、ハリウッド進出作『Mona Lisa and the Blood Moon』(アナ・リリー・アミールポアー監督)で韓国の観客と対面する予定だ。

◆韓国人の死因1位は40年連続でがん…昨年は全体の26%

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