【ロサンゼルス聯合ニュース】米国の放送映画批評家協会は14日(現地時間)、韓国のパク・チャヌク監督の最新作「別れる決心」を第28回放送映画批評家協会賞の最優秀外国語映画賞の候補作に選んだと発表した。

「別れる決心」は「お嬢さん」(2016年)以来、6年ぶりとなるパク監督の長編作品。山中で起きた変死事件を捜査することになった刑事のヘジュンが、被害者の妻ソレに会って疑いと関心を抱くことから展開される物語を描いた。韓国の俳優パク・ヘイルがヘジュンを、中国出身の女優、湯唯(タン・ウェイ)がソレを演じた。

 今回の授賞式では「別れる決心」のほか、韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」と米動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」のオリジナル韓国ドラマ「Pachinko パチンコ」がテレビ部門の最優秀外国語シリーズ賞にノミネートされた。  映画とドラマの計3作品が候補作に選ばれたことで、来年1月の授賞式で韓国や韓国系の作品が4年連続の受賞記録を打ち立てるかも注目される。 ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」は20年の授賞式で外国語映画賞と監督賞を受賞し、21年には韓国系米国人のリー・アイザック・チョン監督が米国に移住した韓国人家族を描いた映画「ミナリ」が外国語映画賞と子役賞を受賞した。

 また、米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」は今年3月、放送映画批評家協会賞の最優秀外国語シリーズ賞と主演男優賞(ドラマ)の2冠に輝いた。 授賞式は来年1月15日、ロサンゼルスで開催される。

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