K-POP
SMエンタ創業者 サウジ新都市に「メタバース博物館」提案
【ソウル聯合ニュース】韓国大手芸能事務所のSMエンタテインメントは2日、同社創業者の李秀満(イ・スマン)総括プロデューサーがサウジアラビアで開催された世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)グローバルサミットで基調演説を行い、同国のディルイーヤ遺跡の新都市プロジェクトに関してメタバース(仮想空間)博物館の建設を提案したと発表した。 李氏は演説で「未来の都市建設は人工知能(AI)、メタバース、ドローンを中心に展開されるだろう」とし、「先ごろサウジアラビア、ドバイ、モンゴルの政府リーダーに会い、未来文化都市に対するビジョンと生活文化生態系に対するアイデアを提案した」と述べた。
また、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産であるディルイーヤの歴史博物館を対象に、バーチャル(仮想)と現実をミラーリングして構築する「ディルイーヤメタバース(ミュージアム)プロジェクト」を提案したと紹介した。 現実の都市であるディルイーヤをバーチャルメタバースで再現し、世界のプロシューマ―(生産者兼消費者)のアイデアを集めてバーチャル博物館を作った後、現実世界であるフィジカルメタバースでも実現させるという提案だ。 李氏はこのほか、モンゴル政府の招きで未来の生活文化に関するアイデアを提言し、スマートエンターテインメントシティーの造成に関する議論を行ったと説明。モンゴルの砂漠化を防ぎ、気候危機解決の一助となる「木を植えるK―POPフェスティバル」を開催するとの構想を発表した。