徴兵
徴兵:韓国国防相「BTS、軍で海外公演する方法ある」、兵務庁長「代替服務も検討」
【チョソン・ドットコム】韓国国防部(省に相当。以下同じ)のイ・ジョンソプ長官が、防弾少年団の兵役問題に関連して「海外公演を一緒にできるようにする方法はあるだろう」と語った。一般将兵になるより、代替役に服務する可能性が浮上している。 イ長官は1日、国会国防委員会の全体会議で、保守系与党「国民の力」所属の成一鍾(ソン・イルジョン)議員から「BTSの兵役免除を検討してみたか」という質問を受け、「公正性と衡平性、兵役資源減少など原則的な問題を乱さない範囲内で解決する方法はある」と答弁した。
イ長官は「国益の観点から公演を継続できるようにチャンスを与える方法はあると考えている」とし、「軍に来ても練習する機会を与え、海外公演のスケジュールがあれば一緒に公演できる方法はあるだろうと判断している」「多くの人が、軍で服務すること自体を高く評価しているので、それが彼らの人気に一層役立つこともあり得る」と答弁した。 李基植(イ・ギシク)兵務庁長もまた「さまざまな側面から検討している」とし、「代替役勤務という大きな枠組みでみている」と答弁する一方、「従来の兵役代替役に大衆文化芸術人を追加するのは、全体的な兵役特例に関する枠組みを壊しかねないので、慎重に検討している」と付け加えた。 韓国の現行兵役法は、大統領令の定める「芸術・体育分野の特技を持つ人物」として文化体育観光部(文体部)の長官が推薦する人物を、芸術・体育要員に編入できると規定している。この中に、大衆文化芸術人はさしたる基準がなく、これまでは兵役特例の対象になっていなかった。
2020年に、大衆文化芸術分野の優秀者は文化勲章・褒章授与の対象で、文体部の長官が国威宣揚に顕著な功績があると認めて推薦した人物に限って30歳まで入営延期が可能になるよう、兵役法が一部改正された。これにより、BTSメンバーで1992年生まれのJINが恩恵を受けることになった。JINは今年末まで入隊が延びている。だが兵役特例の恩恵までは適用されておらず、兵役法がさらに改正されない場合、来年には韓国軍に入隊しなければならない。イ・ガヨン記者