【NEWSIS】男性アイドルグループBTS(防弾少年団)がグループ活動の一時休止を宣言したが、その理由についてさまざまな見方が出ている。 BTSは14日午後、動画共有サイト「ユーチューブ」の公式チャンネル「BANGTANTV」で公開された動画で、「自分たちの一つのチャプター(章)を締めくくる」と語り、しばらく個人での活動に入ることを明らかにした。 BTSは2013年にデビューし、世界的なスーパー・グループになった。米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」では5回も1位になり、メインシングルチャート「ホット100」ではコラボレーション曲を含め6曲が1位になった。米国で最も権威のある大衆音楽賞「グラミー賞」に2年連続でノミネートされ、最近は米ホワイトハウスに招待され、ジョー・バイデン米大統領と対談もした。 活発なソロ活動を並行させるほかのK-POPアイドルとは違い、BTSはグループ中心の活動を基本としてきただけに、今回の件をきっかけに、彼らの今後の歩みや変化に関心が集中している。

 リーダーのRM(アールエム)はK-POPのシステムについていろいろと悩んだことを打ち明けた。『Dynamite(ダイナマイト)』『Butter(バター)』『Permission to Dance(パーミッション・トゥ・ダンス)』を立て続けにリリースする中、「自分たちがどんなグループなのか分からなくなった」と語った。「K-POPもそうだし、アイドルというシステムそのものが人を熟成(成長)させるまでそのままにしておかない。BTSを10年やってみて、熟成できなかった」と説明した。 RMさらに、「BTSは長くやっていきたい」と言った上で、「長くやっていくには僕が僕として(僕のままで)残っていなければならないと思う。なぜなら僕が防弾(バンタン)じゃないから。僕は防弾の一部だから。話したいことはたくさんあるが、すべてを率直に話せないのがいつも申し訳ない」とも言った。 メンバーたちは当分、個々の活動に入る。これまでBTSはグループを中心に活動をしており、ソロ活動はミックステープをリリースする程度にとどまった。これからそれぞれ正規アルバムをリリースすると予告した。BTSのメンバー、J-HOPE(ジェイホープ)が本格的なソロ体制のトップバッターとなる。J-HOPEは「基本路線の変化が確かに必要な時期」と語った。 グループ活動の代わりに、BTSのメンバーたちは、自身のコンテンツであるウェブ・バラエティー『走れ防弾』の撮影はグループで続けていくという。 BTSのグループ活動一時休止はメンバーたちの入隊も念頭に置いているようだ。兵役特例制度が特別に改編されない限り、BTSで一番年上のJIN(ジン)が年内にも入隊しなければならない。業界では彼らが予定通り兵役を務めるものと見ている。一部ではメンバーたちの一斉入隊も予想されていたが、順次入隊の方に話が傾き、ソロ活動に方向性を切り替えたのではないかという見方も出ている。

◆【写真】BTS「『ミュージックバンク』の事前収録に来たよ」イ・ジェフン記者

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