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「かごかきエキストラに謝礼」「梅雨の被害を聞いて600万ウォン」…故カン・スヨンさんの美談次々と
【NEWSIS】故カン・スヨンさんの美談が連日話題となっている。 8日、カン・スヨンさんの訃報に関するオンライン記事に、あるネットユーザーがコメントの形で故人との逸話を公開した。
◆【写真】ボン・ジュノ監督とイ・ビョンホン、故カン・スヨンさん弔問
このネットユーザーは「私が2001年、エキストラとして『女人天下』に出たとき、カン・スヨンさんが演じる蘭貞(ナンジョン)のかごかきをしたことがある。カン・スヨンさんが、かごかきお疲れ様でしたと、白い封筒に10万ウォン(現在のレートで約1万300円。以下同じ。)ずつ入れて4人に直接渡してくれたのを忘れられない。そのとき、仕事が終わってすごく幸せだったのを今でもはっきり思い出す。謹んで故人の冥福を祈る」と追悼した。 これに先立ち、アナウンサーのユン・ヨンミもまた、ソーシャルメディアにて「カン・スヨンさんは、行きつけの食堂が梅雨で被害を受けたとき、自分も大変な状況なのに600万ウォン(約62万円)提供した」という善行を伝えていた。 カン・スヨンさんと共にいろいろな作品を作ったイム・グォンテク監督はかつて、東亜日報のインタビューで、カン・スヨンさんについて「度量が大きく、義理を大事にする」と振り返り、「釜山の東西大に、私の名前を冠した『イム・グォンテク映画芸術大学』がある。もう4学期目で、特別講義の講師陣はみんなスヨンさんが声をかけてくれた。数百万ウォン(100万ウォン=約10万3000円)出してやらないといけない俳優、スタッフを、スヨンさんがみんな連れてくる。それも無料で。特講料は大学に寄付する」と振り返った。 今月5日に脳出血で倒れ、病院に搬送されたカン・スヨンさんは、7日午後3時に世を去った。サムスンソウル病院に殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)が用意され、葬儀は映画人葬として執り行われている。告別式は11日午前10時から。映画振興委員会が、動画サイト「ユーチューブ」で告別式の場面を生中継する。ユ・ダヨン・インターン記者