【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルで1日から上演中のミュージカル「デスノート」はストーリーよりもキャラクターの活躍が目立つ作品だ。

 日本のベストセラー漫画「デスノート」を原作とし、韓国の制作会社、ODカンパニーによる脚色で5年ぶりの再演となった。

ODカンパニー提供

 名前を書かれた人間が死ぬ「デスノート」を偶然拾ってから悪人を懲らしめていく夜神月(やがみライト)、天才探偵のL(エル)など登場人物がさらに魅力的な姿で戻ってきた。L役のキム・ジュンスだけでなく、夜神月役のコ・ウンソン、死神・リューク役のカン・ホンソクなど出演者が皆、当たり役といえる役に出会ったようにみえる。

 夜神月は死んで当然だと思う人を自ら決めることができると信じるナルシストだ。デスノートで犯罪者を消し去る上で邪魔になる人を「大義のための小さな犠牲」だと除去するソシオパスの面も見せる。夜神月の最大のライバル、LはよれよれのTシャツを着て、腰を曲げた姿勢で推理をするが、見た目とは裏腹に負けず嫌いだ。

ODカンパニー提供

 第2幕で夜神月とLがテニスをしながら互いを探り合う場面はハイライトだ。声量が豊かでなめらかなコ・ウンソンの声と、ハスキーながらも感性豊かなキム・ジュンスの声は互いの長所を生かしながら不思議にも調和する。

 公演は6月26日までソウル・忠武アートセンター大劇場で上演される。

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