【NEWSIS】米国ニューヨークにて開かれた国連総会に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使という資格でアイドルグループ防弾少年団(BTS)を送った経費は、およそ17億ウォン(約1億6500万円)だったことが分かった。韓国政府はこのうち7億ウォン(約6800万円)を支払い、残りの10億ウォン(約9700万円)は事務所側が負担した。

 保守系最大野党「国民の力」所属で韓国国会文化体育観光委員会の委員を務めるイ・ヨン議員は、21日に行われた文化体育観光部(省に相当)の総合監査で「防弾少年団の巡訪費用はおよそ17億ウォン」とし、「このうち、海外文化弘報院が事務所に支払ったお金はいくらか」と質問した。

◆【写真】BTS「国連演説終えて帰国しました」

 これに対して同院の朴正烈(パク・ジョンリョル)院長は「7億ウォンを支払った」とし、「残る10億ウォンは防弾少年団側で負担した。これは事前に協議された事項」と回答した。

 防弾少年団側は国連特使関連の費用を韓国政府から受け取らない、という卓賢民(タク・ヒョンミン)青瓦台(韓国大統領府)儀典秘書官の発言に関しては「(事務所側が)自らの考えでやる、お金を受け取る必要はない、とわれわれ実務陣と話をした」と伝えた。

 韓国政府は今月18日、防弾少年団側に国連特使関連の活動費を支払ったと表明していた。

イ・ヒョンジュ記者

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